BTS(防弾少年団)のジミンの影響で、韓国の済州島(チェジュ島)にある閑散とした通りが観光名所に変わった。ジミンのファンのための新たなイベントも開催されるなど、その絶大な影響力が話題になっている。
ジミンは、2021年12月25日、自身のインスタグラムにある写真をアップした。「冬だ、冬」というコメントとともにアップされたのは、サンタクロースたちが描かれたパネルを指さして映るジミンの写真であった。
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ジミンと共に映るこのパネルは、韓国の済州島に位置する「누웨마을(ヌウェマウル)」という通りの一角にあるものだと判明した。この通りは、もともと中国とのゆかりがある場所として「바오젠거리(バオジェン通り)」として有名であった。空港から近く、周りにホテルが多いうえに、飲食店やお土産店などが並ぶ通りであるため、地元の人だけでなく観光客でにぎわう場所だったそう。しかしヌウェマウルは、観光客の減少などで、以前とは違い閑散とした場所になっていたという。
ヌウェマウルを再び活性化させ、済州島の観光名所として復活させようと、2021年12月12日から25日まで「ヌウェマウル is COME BACK」と題してクリスマスツリーや様々なブース、パネルが、フォトスポットとして通りの各所に設置されるイベントが開催されていた。
ヌウェマウルで開かれたイベントの様子
そんな中、休暇期間を使って済州島を訪問したジミンが、たまたまこのイベントが開催されているヌウェマウルを訪れたようだ。インスタグラムの個人アカウントに、パネルと共に映った写真がアップされたことで、ジミンがそこに行ったことが明らかとなったのだ。
この投稿を見るやいなやヌウェマウルを訪れるファンが続出。さらには、ジミンと共に映っていたパネルを見たいがために、イベントの延長を望む声が多く寄せられたという。そこで、BTSのファンであるグラフィック作家、イラスト作家からの提案により、なんとジミンの姿が描かれた新たなパネルまで追加で設置された。つまり、ジミンの影響で、ジミンのファンのためのイベントが新たにヌウェマウルで開催されることとなったのだ。
済州島の公式ホームページによると、このイベントは1月11日から2月6日まで開催される予定で、ジミンの絵が追加されたパネルが設置された「ジミンフォトゾーン」まで新たに作られた。このフォトゾーンで撮った写真を済州島の公式ホームページにアップ、訪問レビューを作成すると商品券がもらえるという特別なキャンペーンまで開催されることとなった。
ジミンが訪問しただけで、ヌウェマウルは一気に有名な観光スポットとなった。このジミンの莫大な影響力は韓国の各メディアでニュース化、さらにヌウェマウルの関係者はインスタグラムを通してジミンに感謝の気持ちを伝えるなど大きな話題となった。
ヌウェマウル関係者のジミンに対する感謝の投稿
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今や大人気トップスターのBTS。彼らの影響力は絶大であるということが、ジミンのこの件で再認識された。