11月28日からスタートした新オーディションサバイバル番組「放課後のときめき(英題:「My Teenage Girl」)」。8万7000人以上の応募者の中から選ばれた83人の練習生が、年齢別に、1年生(2008年~2010年生まれ)、2年生(2007年~2006年生まれ)、3年生(2005年~2004年生まれ)、4年生(2003年生まれ以上)の4学年に分かれデビューを競う番組だ。(G)I-DLEのソヨンや少女時代 ユリが先生(トレーナー)として出演している。
オーディション参加者の実力やキャラクターはもちろん、トレーナーたちの生徒(参加者)への情熱や、日本人参加者の活躍でも注目を集めているこの番組。現在、5話まで放送されており、放送の数日後にはYouTubeの公式チャンネルで全編日本語字幕付きでアップされる。学校や仕事が休みになる年末年始、イッキ見するのにぴったりなコンテンツだ。
▽個性あふれる参加者たち
1年生から4年生まで、さまざまな年代の少女たちが参加するこの番組。超実力派小学生から、トレーナーを務める(G)I-DLE ソヨンと同い年の参加者まで、それぞれの状況や性格はさまざまだ。その圧倒的若さから怖いもの知らずともいえる1年生、実力派メンバーがそろい「最強」と評される3年生は元気で勝気な雰囲気がある一方で、1年生と3年生に挟まれ委縮してしまった2年生や、もうデビューまで後がない4年生は大人しいメンバーも多かったりと、学年別でもカラーの違いがある。
▽(G)I-DLE ソヨンの鋭い発言
この番組で初の審査員・トレーナーを務める(G)I-DLE ソヨン。「PRODUCE 48」「Unpretty Rapstar」「Queendom」と、数々のサバイバル番組で圧倒的存在感を見せつけ、「サバイバルが生んだ怪物」と称される彼女。1話で放送された「入学試験」ステージでの発言が大きな話題となった。
この「入学試験」では、別会場にいる一般視聴者たちの75%以上がボタンを押したら一次審査を通過し、4人の先生(審査員)たちが審査する二次審査に進めるというもの。一次審査を通過し、さらに4人の先生のうちの3人以上から票をもらわないと、番組出演権を失う厳しいシステムだ。
4年生のカン・ウヌとソン・イェリムは、既存のアイドルのイメージを打ち破るインパクトのあるビジュアルと、圧倒的なダンス・歌・ピアノの実力で会場を魅了。当然合格したものと思われたが、なんと一般視聴者たちの票が集まらず、一次審査で落選してしまった。
カン・ウヌ、ソン・イェリムのステージ
そしてその次にステージを披露した2年生のキム・ソジンとキム・イェソは、練習生期間が短く、実力不足と言わざるを得ないステージだったが、その一生懸命な姿に一般視聴者たちは笑いながらボタンを押し、結果、一次審査を通過した。実力を見ず、ビジュアルや愛嬌だけで判断し、面白半分で審査する視聴者たちにソヨンは激怒。「夢を持って努力している子たちを評価する場所なので、非対面評価をする方たちも責任をもって押すべきだと思います。正直腹が立ちます」と言い放った彼女に、ネットでは「スカッとする指摘」「サバイバルを経験し参加者の切実さがよくわかっているからこそできる指摘」と称賛の声が殺到した。
実際の映像
キム・ソジン、キム・イェソのステージ
ほかにも、先生(トレーナー)たちの希望で、もともと1学年10人と狭き門だった入学試験合格枠を16人に増やしたりと、トレーナーたちのアイドル志望生への熱い思いが伝わる展開に感動する声も多い。
▽日本人参加者たちの活躍
「入学試験」で憧れの少女時代の楽曲「GENIE」を披露し会場を沸かせたのは、2年生の、たけいかりな、みなみ、ふくもとひなの日本人3人組。とくにみなみは、ソヨンに「とても魅力的な声。レコーディングしてみたい」と大好評を得た。彼女は、その後の1年生と2年生の対決でも大活躍。2年生チームのセンターやサビパートを多く担当し、安定したボーカルと美しいビジュアルで注目を集めた。
日本人3人組の映像
これから放送も後半になるにつれ、さらに盛り上がることが予想される「放課後のときめき」。本編だけでなく、事前の番外編「登校前のためらい」もYouTube公式チャンネルで字幕付きでアップされている。熾烈な争いを経て決定する7人組ガールズグループ。その熱狂をリアルタイムで感じられるよう、年末年始のうちに5話までの展開をぜひチェックしてみてはいかが。