BTS(防弾少年団)が米国で開催したコンサートで目撃された、プロ仕様のカメラを使ってメンバーを撮影するファンの行動が問題視されている。
BTSは11月27日と28日の2日間、アメリカ・ロサンゼルスにあるSoFiスタジアムにて、約2年ぶりに有観客のコンサートを実施した。会場には10万6千人以上のARMY(BTSのファン)が駆けつけ、楽しいひとときを過ごした。
しかし会場で、ある問題が発生した。それはK-POP文化の一つでもあるマスター(ホムマ)の存在。彼らは私設ファンサイトやSNSの運営者で、プロ仕様の大型カメラを会場内に持ち込み、高画質の写真を撮影。それをネット上に掲載したり、グッズ化したりと様々な活動をしている。アイドルの宣伝活動に少なくない貢献をしている存在だ。
とはいえ、もちろん会場内への本格的な撮影機材の持ち込みはもちろん、撮影はご法度。しかし、今回のコンサートにもマスターが参加し、厳重なセキュリティーをかいくぐって、撮影していたようだ。
それを目撃した人によると、マスターと思われる人物はVIPシートのチケットを持っていないのにもかかわらず、VIPエリアに忍び込み、友達とペアになって勝手に人の席を使って写真を撮影していたという。またその際、何度も周りのファンの頭にカメラが当たり、コンサートを楽しめる状態ではなかったそうだ。そこでセキュリティーを呼ぼうと大きな声を出したら、そのファンはマスターに勢いよく付き飛ばされ、転んでしまったという。
「今日、BTSのコンサート(PTD)で私と隣の席の子が失礼なマスターの被害にあった。彼女は私たちの隣から大きなカメラを突き出すだけじゃなく、何度も頭にぶつかってきた。私たちの席だと言っても無視するし、セキュリティーを呼ぼうとしたら思いっきり突き飛ばされて、私は転んでイスに頭を打った・・・正直、コンサートを台無しにされた」(一部抜粋)
被害にあったファンはマスターの迷惑すぎる行動に憤怒。こんなことはあってはいけないと注意し、SNSにその時の様子を拡散した。
近年、銃の乱射事件や自爆テロなどの問題が深刻化していることもあり、現地の人は会場内での不審な行為に敏感になっており、今回の行動がかなり問題視されている。
ちなみに2019年にBTSがワールドツアーを開催した際も、同じような問題が起きた。当時も現地ファンから非難の声が集中し、一時活動を休止するマスターが相次いだ。