元祖「自主制作アイドル」としてユニークかつ質の高い音楽を生み出し続けているSEVENTEEN。彼らはピッタリとそろった群舞と、彼らにしか出せない青春の彩を描いた楽曲で世界中のファンを魅了している。では、そんな彼らを楽しませるエンターテインメントとは一体何だろうか。今回は、SEVENTEENの心を動かした「Netflix作品」4本をご紹介しながら、彼らの感性を追体験していきたい。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
ジョンハンとホシが観たという「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は小説が原作の日本映画。出演しているのは小松奈々と福士蒼汰。“時間”をテーマにした 甘く切ないファンタジックラブストーリーだ。
▼あらすじ
美大生・高寿(たかとし)は、電車の中で出会った女性・愛美(えみ)に一目ぼれ。交際を始めた2人は愛を育んでいくが、彼女には大きな秘密が。やがて、2人の時間と運命は、すれ違い始めてしまい…
ただの恋愛映画かと思いきや、後半に予想外の展開を迎えるこの作品。隠されていた本当のストーリーがわかった瞬間、この映画は全く違う意味をもつ作品になる。1度見た人は必ずもう1度見たくなってしまうというこの作品。2回目を見るときには冒頭から号泣してしまう人も多いようだ。
ジョンハンはこの映画が大好きとのことで、号泣しながらなんと5回も観たのだそう。ジョンハンの涙腺を崩壊させた感動大作をファンの皆さんにもぜひ鑑賞してみてほしい。
「椿の花咲く頃」
「椿の花咲く頃」はジョンハン、ホシ、ドギョムが観ている韓国ドラマ。主役は「パスタ~恋が出来るまで~」「主君の太陽」「大丈夫、愛だ」など数々のヒット作に出演している女優・コン・ヒョジンと、「ミセン-未生-」「ミッドナイト・ランナー」など、話題の作品に出演しているカン・ハヌルだ。
▼あらすじ
主人公の女性・トンベクは元気で賢い息子・ピルグを一人で育てるお母さん。弱気でなよなよした性格の彼女はまわりからシングルマザーの偏見と差別を受けながら生活していたのだが、そんなところに超ポジティブでちょっとおバカな警察官・ヨンシクがやってきた。ヨンシクはトンベクの美貌に一目ぼれし、そこから猛アタックし続けるも、トンベクは自分がシングルマザーであることに負い目を感じ、ヨンシクを受け入れることができず…
このドラマの一番の魅力はカン・ハヌル演じるヨンシクだろう。ヨンシクは韓国ドラマによく登場する「ツンデレ王子様」のようなキャラクターとは全く違い、飼い主についてまわる大型犬のような無邪気で一途なキャラクターだ。「私なんてダメな人間だから…」と自分を卑下するトンベクに何度も愛を伝え続け、「あなたはこんなに素晴らしい人なんだ」と教えてあげる彼の姿は本当にカッコいい。
また、このドラマはラブストーリーであるだけでなく、刑事ドラマのような一面もあるのが特徴。予想を裏切る展開ばかりで推理ドラマとしても楽しめること間違いなしだ。
「カンフーパンダ」
ジョシュアがおすすめするのは映画「カンフーパンダ」。この作品は2008年から公開されているアニメ映画で、子ども向けのコメディだ。
▼あらすじ
カンフーの達人に憧れるぐうたらで気弱なパンダ・ポー。平和の谷を襲う極悪カンフー戦士から伝説の龍の巻物を守る勇者「龍の戦士」の選考大会を見学していたポーは思いがけず候補者に選ばてしまい…
子供向けのストーリーということもあり、この作品は話の展開がシンプルで気軽に見られるのがポイントだ。ちなみに、本作にはメンバーからジョシュアにそっくりだと認定されたかわいらしいトラも登場する。
「スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年」
「スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年」はバーノンおすすめのアメリカドラマだ。
▼あらすじ
謎の感染症が大流行し、変わり果てた世界。鹿と人間のハイブリッドとして生まれた少年・ガスは生まれてから10年間、人里離れた森の中で“外の世界”を知らずに生きてきた。彼はあるとき外の世界からやってきた心優しい男ビッグマンに出会い、彼と共に外の世界へ旅立つことを決心するが…
人間と動物のハイブリッドという斬新なコンセプトではあるものの、演出が優れているため違和感なくすんなりと世界観に没頭できる。パンデミック後の世界を描いた作品であるため、むしろ共感できるようなシーンも。ドラマの中には、「ハイブリッドが感染症と何らかの関係性があるのではないか」と彼らを排除しようとする集団が出てきたりもするが、恐怖心をあおって差別するという動きもなかなかリアルな描写ではないだろうか。
番外編 Netflixオタクバーノンのおすすめ作品
SEVENTEENイチのNetflixオタクとして名高いバーノン。彼は「スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年」以外にも、これまでに様々な作品をおすすめしている。
過去に紹介した『BTSが観ているNetflix作品』において、RMがおすすめしていた「監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影」も彼の超おすすめ作品の1つ。バーノンは「SNSは利用するものであって、利用されてはいけません」「SNSを利用する人はこれを必ず観てください」と警鐘を鳴らしながら、この作品の魅力を熱く語っている。
また彼は「ラブ、デス&ロボット」というアニメも紹介している。この作品はかなり独特でダークなテイストの作品。バーノンのお気に入りエピソード「聖夜の来客」は、小さな子供2人がサンタクロースを一目見ようとこっそり隠れるという物語。おとぎ話のように妖精でも登場するのかと思いきや、なんとサンタクロースがグロテスクな怪物だった、というとんでもない展開を迎えるストーリーだ。
このエピソード以外にも「ラブ、デス&ロボット」にはクセの強い作品が多数ある。アニメのクオリティーもかなり高く、見るたびに発見のある飽きない作品だ。
下記の動画では、SEVENTEENが観ている「Netflix作品」として39本の作品をまとめている。また、今回紹介した4本に加え、さらにもう1本についても詳しく説明しているので、ぜひこちらも視聴してみてほしい。