BTSなど人気アーティストが所属するHYBEから新しいレーベルが誕生する。
BTSをはじめ、さまざまな人気アーティストを抱え、4月にはジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなど、世界的な人気歌手が所属するイサカ・ホールディングスの吸収合併を果たすなど、勢いが止まらないHYBEグループ。吸収合併や他企業との共同出資により、HYBE傘下に多数のレーベルを抱え、レーベルごとにさまざまな方向性でアーティストをプロデュースしている。そんなHYBEから、新たなレーベルが誕生する。買収や共同出資ではない、HYBEが独自に設立するレーベルはこれが初だという。
それが、「ADOR(All Doors One Room)」だ。「ADOR」は、2022年のデビューを目指す新ガールズグループのために設立された。固有レーベルを設立することでレーベル特有の哲学とカラーで、既存のレーベルではできなかった新しいチャレンジを行っていくという。
ADOR
All Doors, One Roomhttps://t.co/qyWEGUDFqf #ADOR #AllDoorsOneRoom pic.twitter.com/c7VvLx8F7o— ADOR (@alldoorsoneroom) November 12, 2021
代表に就任したのは、HYBEのミン・ヒジンCBO(Chief Brand Officier)。2002年から2019年までSMエンターテインメントのクリエイティブディレクターとして活躍し、SM所属のほとんどのアーティストのビジュアルーイメージを担当した、レジェンドディレクターだ。
衣装コンセプト、スタイリング、カバー写真、イラスト、ロゴ、デザイン、イラストなど、SMアーティストの“目にみえるすべて”を手がけてきたミン・ヒジン。現在K-POP業界で主流となっているアーティスト特有のコンセプトをつくるプロデュース方式やミュージックビデオなどでの幻想的な色彩は、彼女の影響が大きいと言われている。
ミン・ヒジンの代表作と言われる f(X) “Pink Tape” The 2nd Album Art Film
K-POPプロデュース界のトレンドメーカーでありレジェンド的存在である彼女がはじめてガールズグループのプロデュースに挑戦する。ミン・ヒジン代表は今回のレーベル設立に際し、「新規レーベル立ち上げを通して、音楽業界にもう一度変化を起こす準備を整えた。新たな挑戦を恐れず、『ADOR』だけの哲学を見せられるアーティストIPやコンテンツを見せていく」と、意欲を見せた。
少女時代やf(x)、Red Velvetのビジュアルを手がけ、ガールズグループの新しいトレンドを作ってきた彼女が、代表として手がける新ガールズグループ。K-POP業界に新たな激震を起こす存在となるのか、注目が集まっている。