NCTとaespaから、なんとファン向けではなく、音楽番組の制作側に向けたコンテンツが誕生した。
【動画】NCT 127 엔시티 127 ‘Sticker’ Camerawork Guide
aespaやNCTは、近未来的な独特な世界観を持つK-POPグループ。時代を先駆ける革新的な音楽や、アイドルの概念を覆す卓越したパフォーマンスが魅力だ。そんな2組は、その斬新なパフォーマンスの構成から、時々、音楽番組と息が合わないことがあるようだ。
過去の映像(ワンテイク)を見ると、NCT DREAMの「Hello Future」のステージではジェミンが歌唱しているのにもかかわらず別のメンバーが映っていたり、NCT Uの「Make A Wish(Birthday Song)」では、テヨンの動きに合わせてカメラが一緒になって動いているため、上手くテヨンの顔が映せていなかったりしたのだ。
【動画】NCT U – Make a Wish [Show! Music Core Ep 698](該当シーンは2:34~)
さらに、aespaの「Black Mamba」では、メンバーが激しく顔を左右に振る場面で、カメラマンもカメラを思いっきり左右に揺らしており、メンバーの顔が写っていないどころか、もはやブレブレで何も見えないという事態も発生している。
【動画】aespa – Black Mamba (Music Bank) | KBS WORLD TV 201127(該当シーンは1:55~)
これを受け、SMエンタは音楽番組のカメラワークを改善しようと対策を練った様子。なんと、「Camerawork Guide for Creators(クリエイター向けカメラワークのガイド)」と題して、パフォーマンスを撮る際に参考にしてほしいガイド映像を制作したのだ。
これらの映像は、ガイド版というだけあり、メンバーの表情をしっかりと捉えているのはもちろん、様々な角度から撮影されていることで、よりパフォーマンスが華やかに映されている。
【動画】aespa 에스파 ‘Savage’ Camerawork Guide for Creators
すると、音楽番組『Music Bank』のカメラマンはしっかりとこの映像を見た様子。ガイド版にあったように、テヨンの顔を思いっきりズームアップするという演出を使用し、パフォーマンスに躍動感を加えている。