TWICEやNiziUを発掘した、JYPエンターテインメント(以下JYP)の創業者 J.Y. Park(パク・ジニョン)と、世界的大ヒット曲「江南スタイル」の主人公でP NATION代表のPSY(サイ)がタッグを組んだ韓国の大型オーディション番組『LOUD(ラウド)』。その4話が、7月17日にdTVにて配信され、日本人練習生 ハルトを含む2組のクラシックダンス経験者同士の対決が話題になっている。
『LOUD』は、次世代ボーイズグループ発掘オーディション。日本人6人を含む総勢75人が各国から参加している。最終ステージまで進んだ参加者の中から、JYPから1組、P NATIONからも1組、計2組のボーイズグループがデビューする。
前回までの放送で75人中35人が第1ラウンドを突破し、第2ラウンドに進出。4話で放送された第2ラウンドは、チーム戦でJYPチームとPSYチームがそれぞれ対決。負けたチームのうちのひとりが脱落の候補となる。第2ラウンドでは5名が脱落する予定だ。
今回の放送で、前回PSYにスカウトされた、日本人参加者 ハルトとカン・ギムク。そして、JYPにスカウトされたナム・ユンスン、イ・スジェ、チョ・ドゥヒョンのチーム対決が行われた。
実はこの2チームにはある共通点が。それは、どちらのチームにもバレエを専攻しているメンバーがいること。韓国舞踊を専攻するカン・ギムクと実力派バレエダンサーのハルトのPSYチーム。感受性豊かなモダンダンサー チョ・ドゥヒョン、K-POPを愛するバレエダンサー ナム・ユンスン、K-POPダンスも踊れるクラシックダンサー イ・スジェのJYPチーム。5人全員がそれぞれのダンスを専攻しており、それぞれのダンス対決が見どころとなった。
J.Y.Parkは「今まで習ってきたクラシックダンスをK-POPダンスにどれだけ近づけられるかがポイント」だと見所を説明した。
日本人参加者のハルトはどんな戦略を立ててきたかと聞かれると「相手チームより若いので若々しさを武器にしたい」とフレッシュな魅力をアピールした。
ハルトとギムクはiKONのヒップポップ曲「Killing me」を曲の後半は自分たちのダンススキルを生かしたクラッシックのオリジナルダンスを披露しJ.Y.Parkを「クラッシックの経験がよく生きた舞台だった」と唸らせた。しかし、「ハルト君の実力にギムク君がついていけていないところがチームとしては惜しかった」とチームを評価。PSYは「ギムクくんは最初、音程も取れない状態だったのに本当によくがんばった。そんなギムクをハルトがどれだけがんばって支えたのかも、ステージを見てよく分かった。すごく良かったです。」とギムクの成長と二人のチームワークを称賛した。
一方、ドゥヒョン、ユンスン、スジェの3人はBTSの「Black swan」を披露。K-POPダンスの中に間奏では「白鳥の湖」のダンスブレイクを披露し、クラシックとK-POPをうまく融合させたステージでスタジオを魅了。他の参加者からも「鳥肌がたった」「やばい・・」など驚きの声が上がった。このステージを見たPSYは「歌も安定していたし、K-POPダンスも違和感がなかった。ダンスブレイクはここでしか見られない素晴らしいステージだった」と称賛した。
結果
対決の結果、PSYチームのハルトは182点、ギムクは166点、JYPチームのスジェは177点、ユンスン 171点、ドゥヒョン 177点をそれぞれ獲得。ハルト、ギムクチームの点数は178点。スジェ、ユンスン、ドゥヒョンチームは、185点を獲得し、ギムクが脱落者候補となった。
ギムクは、「僕はまだ未熟なので、もっとがんばろうと思いました。もしここで脱落したとしてもいい経験でした。」と悔しさを滲ませながらも今後も挑戦し続けることを約束した。
今回の放送で脱落候補者となったのは、ホン・ヨンソン、カン・ギムク、ケイジュ、ナ・ユンソの4人。次回の放送で、第2ラウンドの脱落者が決定し、第3ラウンドに進む候補者が明らかになる。
最後に発表された、ファン投票の中間集計ではイ・ゲフン、ウ・ギョンジュン、イム・ギョンムン、チョン・ジュンヒョク、オ・ソンジュンがトップ5にランクインした。