BTS(防弾少年団)は、12月14日に開催された「2018 MAMA」香港公演にて、3連連続となる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。受賞スピーチでメンバーたちは、涙ながらに、これまで明かすことのなかった思いを語った。
最初に話し始めたJ-HOPEは、BTSが不安もたくさんあるなか、懸命に努力をした結果、ファンからの大きな愛と応援を受けることができたことに感謝。感極まり途中で泣き出してしまった。
「ARMYのみなさん、ここに来る前はとても不安でした。僕はいつもミスのない最高のものをみなさんに見せたいと思っています。なので僕たちはいつも心配しながらステージの準備をしています。この賞は、、、たとえ受賞しても、しなかったとしても泣いてしまったと思います。僕たちが懸命に努力した結果、みなさんからの愛を受け取ることができました。そのお礼をしたいと思います。ありがとうございます。そして、この瞬間も一緒にいてくれるメンバーたちに感謝します。ありがとう。愛しています」 ― J-HOPE
次にジミンがスピーチ。今年1年、さまざまな苦しいことがあったが、メンバーで話し合いながら乗り越えてきたことを明かした。
「ARMY、ありがとう。この1年、いろいろ辛いことが何度もありました。そんなとき僕たちは集まって話し合いを重ねました。僕たちが感じたのは、いつも、たくさんの人たちがまわりにいてくれるということです。だから僕たちにいつも勇気をくれるみなさんに感謝したいです。この賞がもう一度、ここで受賞できるといいなと思っていました。みなさんが僕たちを誇りに思ってくれることが、僕たちの誇りです。来年は僕たちのさらによい面をお見せして、この賞をとりたいと思います」 ― ジミン
次に続いたVは両親への感謝を口にする。
「これを見ているお母さん、お父さん、僕を育ててくれてありがとう。この賞は本当にすばらしい賞です。この賞に恥じないシンガーになるために一生懸命がんばります。この年末、本当にすばらしい賞をたくさんいただきました。ARMYは本当にすばらしい贈り物です。ありがとう。愛しています」 ― V
続いてシュガが、最高の1年をARMYそして両親に感謝する。
「ありがとう。ARMYのみなさん。この「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、うれしいです。僕たちをいつも見守ってくれているARMYのおかげで、この賞がとれたのだと思います。これからも一生懸命がんばります。7人の子供を生んでくれた僕の両親に感謝します。2018年は人生でこんなにも幸せになれるんだと思った年でした。2019年はさらにすばらしい年にします」 ― シュガ
解散も考えた
そして、最後にジンが話し始める。彼の口からでたのは、意外な告白だった。
「今年を振り返ると、僕たちは年の最初から精神的に辛い思いをしていました。僕たちの中で、解散することも考えました」 ― ジン
解散まで話し合っていたという、ジンの赤裸々な告白に、横にいたVは顔を覆って泣き出す。7人のメンバー全員にとって、かなり辛い時期だったようだ。
しかしジンは、そこからまた団結して努力し、すばらしい結果を出せたことに感謝する。
「でも僕たちが体制を立て直して、よい結果を出すことができて、本当によかったです。僕を立ち直らせてくれたメンバーに感謝します。そして僕たちを愛してくれるARMYたちに感謝します」 ― ジン
たしかにBTSは今年、全米ビルボードアルバムチャートで2度の1位を獲得するなど、目覚ましい活躍をした一方、過密なスケジュールや失敗できないというプレッシャー、慣れない海外でのツアーやメディア出演など、かなり肉体的にも精神的にもつらかったことが多かったに違いない。契約更改の交渉や、原爆Tシャツやナチス風演出で批判を受けたり、秋元康とのコラボ曲がお蔵入りに追い込まれたことなども、少なからぬ負担やストレスとなっただろう。
しかし、BTSはまた一致団結して続けていくことを選び、見事に結果を出した。彼らが受賞した数えきれないほどの賞は、まさに自分たちがくじけずに努力し続けた結果、得られたものであり、またいつも応援してくれたファンによってもたらされたものであることは偽りのない事実であろう。今回のスピーチでは、そういった思いが一気にこみあげてきたに違いない。
最後にBTSのメンバー7人は抱き合ってステージを後にした。終始、感動的なスピーチだった。
ネット上では、「おめでとう」「私も号泣してしまった」「BTSがどれほど辛かったか伝わってきた」「バンタンのファンでよかった」など、BTSのスピーチに感動する声であふれかえっている。
【動画】BTS(防弾少年団)涙の受賞スピーチは24:50頃~
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