視聴者参加型オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(日プ2)」がついに完結。この番組は視聴者が「国民プロデューサー」となり、101人の練習生の中から投票で11人のメンバーを選ぶ番組だ。約4か月にわたる厳しいオーディションの結果、新グループ「INI(アイ・エヌ・アイ)」のメンバーとして、ビジュアル・スキルともにレベルの高い精鋭たちが選ばれた。
1位 木村柾哉
2位 髙塚大夢
3位 田島将吾
4位 藤牧京介
5位 尾崎匠海
6位 西洸人
7位 松田迅
8位 許豊凡
9位 池﨑理人
10位 佐野雄大
11位 後藤威尊
今回はそのうち、4~6位にランクインした藤牧京介、尾崎匠海、西洸人をご紹介。順位変動と番組での活躍を中心に彼らの魅力を語りたい。
4位 藤牧京介(ふじまき きょうすけ)
藤牧京介は長野県出身の21歳。番組参加前は、フォロワー数約19万人の人気TikTokerとして活動していた。
藤牧 京介(Fujimaki Kyosuke)パフォーマンスハイライト|PRODUCE 101 JAPAN SEASON2
藤牧は並外れたボーカル能力で、番組放送開始前の「オンタクト能力評価」から注目を集めていたメンバーだ。自由曲としてAAAの「愛してるのに、愛せない」を披露し、圧倒的な表現力で国民プロデューサーの目を惹きつけた。
PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 【藤牧 京介(Fujimaki Kyosuke)】オンタクト能力評価 「自由曲(VOCAL)」
グループバトルでは「アベンジャーズ(※)」の一員として活躍。激しいダンスを踊りながらでもブレない歌声を披露し、ボーカル志望練習生としての底力を見せた。
第1回順位発表式での順位は3位。初週の順位からは9位ランクアップした結果となった。スピーチでは応援してくれた国民プロデューサーにはもちろん、ステージ準備の過程で支えになった練習生の仲間たちにも感謝の言葉をおくった。
ポジションバトルでは清水翔太の「花束の代わりにメロディーを」をパフォーマンス。藤牧の繊細な歌声を生かした感情のこもったステージで観客を感動させた。
コンセプトバトルでは「A.I.M(Alive In My Imagination)」チームとなった藤牧。透明感がありながらも力強いボーカルでパフォーマンスに貢献した。
第2回順位発表式では再び3位に。デビューに向けた思いを語りながら「国民プロデューサーの皆さんもう少しだけ僕に力を貸してください」とファンへコメントをおくった。
最終順位発表式では4位でゴールイン。スピーチでは「たくさんの人に助けられてここまで来ることができました。何より国民プロデューサーの皆様ありがとうございます。家族に本当に今まで迷惑ばっかりかけてきたけど、これからは恩返しできるのでたくさん恩返ししていきたいです」と応援してくれた人への感謝と、今後の活動への意気込みを語った。
※アベンジャーズ:ランキング上位の練習生が集まったチームのこと
5位 尾崎匠海(おざき たくみ)
尾崎は大阪府出身の22歳。彼はこのオーディション番組が始まる前から長年芸能界での活動を夢見ていた人物だ。
尾崎 匠海(Ozaki Takumi)パフォーマンスハイライト|PRODUCE 101 JAPAN SEASON2
歌とダンス、どちらもそつなくこなすことから「オールラウンダー」として人気を集めている尾崎。レベル分けテストではその実力の高さが認められ、最上位クラスであるAクラスに認定された。
グループバトルでは藤牧と同じくアベンジャーズチームで活躍。出だしを担当するなど、存在感のあるパフォーマンスで観客を魅了した。
第1回順位発表式では5位にランクイン。スピーチでは、ファンに向けて「自分の魅力をSNSで発信してくれたり、皆さんが頑張ってくれたからこそ、自分はこのデビュー圏内に入れたと思っています」と感謝の言葉を述べた。
ポジションバトルではBTSの「Dynamite」を披露。過去に経験した誹謗中傷へのトラウマを克服し、素の自分をさらけ出したエネルギッシュなステージでファンを感動させた。
コンセプトバトルでは爽やかなメロディーが心地よい「Another Day」に配属された尾崎。高音パートが多い難易度の高い楽曲だが、力強い歌声でパフォーマンスに貢献した。彼のアイドル性がうかがえるキュートな表情にも注目だ。
第2回順位発表式での順位は8位。「ポジションバトルでは自分の殻を一つ破れた気がしていて、この殻を破った自分をたくさんの方に見てもらって、国民プロデューサーの皆さんへの感謝をのせて絶対にデビューしたいと思います」と練習を通して得た自信とデビューに向けての強い思いを語った。
最終順位発表式では前週から3位ランクアップした5位にランクイン。「本当に今まで投票してくれた国民プロデューサーの皆さんありがとうございました」と感謝を述べたあと、「これからも感謝の気持ちを持って精一杯頑張って、絶対にいいグループにしていきたいです」とデビュー後の抱負を語った。
6位 西洸人(にし ひろと)
西洸人は鹿児島県出身の24歳。オーディション参加前はバックダンサーとしてSHINeeのテミンなど、豪華アーティストと共演していた。
西 洸人(Nishi Hiroto)パフォーマンスハイライト|PRODUCE 101 JAPAN SEASON2
レベル分けテストではクリエイティブな振り付けでトレーナーを魅了した西。元ダンサーということもあり、圧倒的な存在感で国民プロデューサーをくぎづけにした。
グループバトルでは藤牧、尾崎とともにJO1の「無限大」をパフォーマンス。本家とは印象の異なる迫力満点のラップパフォーマンスを見せ“西らしさ”を全面に出したオリジナリティあふれるステージを披露した。
第1回順位発表式では4位に輝いた西。スピーチでは涙を流しながら、共に練習してきた練習生たちへの熱い思いを語り、国民プロデューサーを感動させた。
ポジションバトルでは未経験であったラップに挑戦。これまでダンサーとして周りを引っ張っていく存在だった彼だが、ここで初めて壁にぶつかることとなった。しかしその後、仲間に支えられながら、本番では未経験と思えないカリスマあふれるパフォーマンスを見せた。
コンセプトバトルではセンターを担当。得意のダンスで圧倒的な迫力を見せ、チームを1位へと導いた。
第2回順位発表式では5位にランクイン。「いろんな気持ちが自分の中で襲いかかってて、前も見れないくらいすごい落ち込んでしまう時があったんですけど、応援してくださった国民プロデューサーの皆さまのおかげで、こうやって毎日乗り越えられています」と、オーディション中の苦悩を明らかにし、支えてくれるファンへの感謝を述べた。
最終順位発表式では6位となった西。涙を流しながら「本当に色々あって、学ぶことがいろいろあったんですけど、一番学んだことは本当に僕は色んな人に助けられて支えられて生きているんだなって感じました」と国民プロデューサーや家族、共に戦った練習生など、応援してくれた全ての人たちへ感謝の言葉を述べた。
個性とスキルを兼ね備えたスター性のあるメンバーたち
歌やダンスなどのスキルだけでなく“自分らしさ”を確立している3人。強いスター性を持つ彼らが今後どのように活躍するのか、楽しみで仕方がない。