人気ボーイズグループ EXOの新曲ミュージックビデオに登場したレイの姿が話題になっている。
EXOは6月7日、待望の新曲となる「Don’t fight the feeling」のミュージックビデオを公開した。
EXO 엑소 ‘Don’t fight the feeling’ MV
2012年にデビューしたEXOは、「Growl」や「Tempo」、「Love Shot」など、さまざまなヒット曲で人気を博し、デビューから9年が経った今でもK-POP界のレジェンドとして君臨している。今回のカムバックは、2019年11月に発売した6thフルアルバム「OBSESSION」以来、約1年6ヶ月でぶりとなり、ファンからの期待もひとしおだった。
「本能に任せて臆せず突き進んで」というポジティブなメッセージが込められた今回の楽曲。公開されたミュージックビデオでは、EXOのメンバーたちが飛空場やコックピットのような場所で自由に歌とダンスを楽しむ様子が収められており、EXOらしいパフォーマンスを見せながらも、今回のコンセプトにぴったりな解放感あふれる様子が表現されている。
そのなかで、人々の目を引いたのがレイの存在。レイは、現在活動しているEXOのメンバーの中で唯一の中国人メンバーだが、近年は母国の中国での活動が主となっており、EXOとして表舞台に立つ機会はほとんどなかった。2015年に中国で個人事務所を設立したあとは、徐々にEXOとしての活動が少なくなっていき、最近では2018年「Tempo」でのMV出演を最後に、グループ活動への参加がなくなっていた。
そんなレイが2年以上ぶりにEXOとしての姿を見せるということで、ファンは大盛り上がり。今回のレイのカムバックは事前にSNSで告知され、喜びと期待の声が集まっていた。
しかし、公開されたミュージックビデオを観た一部のファンからは、驚きと失望の声が挙がった。実は、新型コロナウイルスの影響で韓国に入国できなかった彼は、韓国人メンバーとともにスタジオ撮影に参加することができず、合成された姿でミュージックビデオに登場した。だが、その合成のされ方があまりにも不自然で、「一人だけ浮いているように見える」「合成なのがまるわかり」と、厳しい意見が出ているのだ。
確かに、ミュージックビデオを観てみると、全員で踊るシーンではレイだけが光の当たり方や立ち位置、動作のタイミングなどが不自然で、合成された映像であることがひと目でわかる。
レイの復帰を楽しみにしていただけに、今回のミュージックビデオには複雑な心境を隠せないファンも多いよう。ネット上では、
「EXOとしてのレイの姿を久々に見れてとてもうれしい」
「やっぱりレイのダンスは最高」
と喜びの声が挙がる一方で、
「合成は仕方ないけど、もっと自然にしてほしかった」
「SMがEXOのミュージックビデオに予算を割いていないのがよくわかる」
「レイがかわいそう」
など、制作側への批判も多く挙がっている。