「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」第3話にて、ついに最初のグループバトルが開催された。次々明らかになった練習生たちの才能に、国民プロデューサーたちの心はわしづかみにされている。
4月22日に配信された第3話では、第1回レベル分けテスト再評価の結果が発表されるとともに、60人パフォーマンスのバックステージ、さらに最初のグループバトルの様子が明らかに。今回はそんなグループバトルの中から、BTS(防弾少年団)の楽曲「I NEED U」を披露した2チームに注目。練習生たちの熱い戦いを振り返る。
1組・安江チーム
1つの楽曲を2つのチームでバトルし、みごと勝利したチームにはメンバー全員に3000票が加算されるというこのグループバトル。1組として披露することになったのは、安江律久・笹岡秀旭・篠ケ谷歩夢・内田正紀・井筒裕太・三佐々川天輝の6人で構成された安江チーム。センターを安江が、リーダーを内田が務めることになり、メンバーからリーダーとして推薦された内田は「自分が意見を言えないタイプだから、それを変えるためにもリーダーをやりたかった。ちゃんと意見を言い合える環境を僕が作りたい」と、リーダーとしてチームを思いやる気持ちを明かした。
未経験にもかかわらず、自らラップパートを希望した井筒と三佐々川。トレーナー・KEN THE 390のレッスンでは「言葉に対する強さが足りない」と指摘されたが、ラップ志望の安江に教えてもらいながら練習を重ね、最初とは比べ物にならないほど上達する姿を見せた。なかなかダンスを先導できなかった篠ケ谷は、「ダンスを教えることにコンプレックスがある」と正直に打ち明けながらも、メンバーからの励ましや60人に残れなかった練習生からの言葉を聞き、「自分を変えたいし、チームを引っぱっていける存在になりたい」と決意。まるで人が変わったかのようにハキハキとダンスを教え、メンバーからの質問にもすぐさま適切なアドバイスを送る成長ぶりを見せた。青山テルマのボーカルレッスンでは、「めっちゃいい!」「2組よりイケてんじゃねーか説ある」と大絶賛を受け、勝てるビジョンを見出した。
いよいよ迎えた本番では、さっそく井筒のラップパートに注目が殺到。未経験とは思えないほどの実力に菅井秀憲は「感じはあるよね。感性」と納得した。青山もノリノリで1組のパフォーマンスに夢中になり、見ていた練習生たちも「イエーイ!」と大盛り上がり。「言葉に強さが足りない」と指導したKEN THE 390も、三佐々川の力強いラップにうれしそうに拍手し、青山テルマは最後に「よくできました~!」と大喜び。トレーナー陣を思わず笑顔にした1組のステージからは、まさにメンバー全員が「勝ちたい」「自分を変えたい」と強く願って行動したその努力が伝わってきた。
#3 ハイライト|BTS♫I NEED U – 1組[グループバトル]
2組・北山チーム
続く2組は、北山龍磨・仲村冬馬・福田翔也・許豊凡・中野海帆・大和田歩夢の6人で構成された北山チーム。センターとリーダー、そしてサブボーカルを兼任するのは福田で、中野はメインラッパー、大和田はサブラッパーに決定した。メインボーカルには北山と許が立候補。そのほかのメンバーの意見によって、許が選ばれた。意図せずサブラッパーになってしまった北山は、自分がボーカルに選ばれなかったことをしっかり納得するため、第三者である別のチームの練習生に自分の実力を見てもらうことに。満場一致で許が選ばれたことで、北山は自身の立ち位置に納得し、新たな自分を見せるために努力する姿を見せた。
世界レベルのダンス実力者である福田指導の下、パフォーマンスにますます磨きをかけたメンバーたち。福田は細かい動きまでメンバーを徹底的に指導し、夜中も自主的に練習。KENZOのレッスンではみごと1組に勝つことができた。同時に実力の差を指摘されてしまった未経験の大和田は、焦りを感じながらも練習前に自ら「ここをもう1回習いたいです」と福田に声をかけ、必死に特訓。頼もしい福田のおかげでみるみるうちに上達し、2回目のレッスンではKENZOから「いいんじゃないの」「歩夢にビックリした」とほめられるまでに成長した。このシーンは、まさに2組の絆や信頼関係を実感できる瞬間だったであろう。メインボーカルの許は、自身の実力に納得できず、あまりの悔しさからスタジオを飛び出してしまう場面も。許が泣きながら打ち明けた本音にメンバーたちは真剣に耳を傾け、仲村は「それくらいの悔しさがないとダメだなって思った」と許から見習う様子を見せた。
いよいよ本番のステージでは、最初のころに見えていた自信のなさなどみじんも感じられないほど、メンバー全員が力強い表情と気持ちのこもった歌声でパフォーマンスを披露。アクロバティックな技が飛び出した瞬間には、KENZOや見ていた練習生たちも「おぉ~!」と驚き、スタジオは大盛り上がり。メンバーそれぞれの生き生きとした表情からは、たくさんの話し合いを重ね、自分たちが納得のいく練習を重ねてきた2組ならではの強さが垣間見えるようだった。
#3 ハイライト|BTS♫I NEED U – 2組[グループバトル]
2チームの結果
甲乙つけがたいほど華やかで実力にあふれたバトルの結果、6票という僅差でみごと勝利したのは、2組の北山チーム。負けてしまった1組は思わず涙してしまいながらも、安江は「自分たちが伸びる可能性を発見できたのがうれしい」と語り、負けたことに落ち込むのではなく、前を向いて新たに挑戦し続ける姿勢を見せた。