K-POPアイドルの事務所といえば、大手3大事務所を思い浮かべる人が多いだろう。大手3大事務所とは、SMエンタ、YGエンタ、JYPエンタの3つで、K-POPアイドルの創世期の時代から、絶大な人気を誇るアイドルを排出してきた事務所たちだ。
この3大事務所に入ることは、いわばアイドル志望生の夢である。アイドルを夢見て練習生を目指す若者たちは。まずこの3大事務所のオーディションを受ける場合が多い。
しかし、3大事務所は全世界からアイドル志望生が集まる狭き門。合格することは簡単ではなく、練習生になれたとしても、練習生の数も多く、全員がデビューできる訳ではない。
今回は、そんな3大事務所に惜しくも落ちてしまった、もしくは、デビューを逃したアーティストたちを紹介していく。
元Wanna One パク・ジフン
Wanna Oneを輩出したオーディション番組Produce 101シーズン2で、SM練習生出身だと明かしていたパク・ジフン。SMを出たあと、Produce 101シーズン2で結果を残し、見事デビューの夢をつかんだ。
IU
IUは2007年のJYP1期全国ツアーオーディションに応募したが、1次で不合格になってしまった。しかし、その後LOENエンタでソロとしてデビューし、大成功を収めた。のちに共演したJYP代表のJ.Y.Parkに、「オーディションでIUを落とした関係者を見つけて、厳しく処罰したい」と言わしめたほど。
J-HOPE
J-HOPEはJYPエンタの公開オーディションで人気賞を受賞し合格したが、その後目立った活動はできず、BigHitエンタに移籍。BTSとしてデビューし、世界一のボーイズグループのメンバーとなった。
(G)I-DLE ミヨン
ミヨンはYGエンタで約5年間練習生生活を送った。YG時代には、デビュー候補生としてBLACKPINKの現メンバーたちとともに切磋したが、惜しくもデビューを逃した。その後CUBEエンタに移り、(G)I-DLEのボーカル兼ビジュアル担当として人気を誇っている。
HIGHLIGHT ユン・ドゥジュン
JYPエンタの有名練習生だったユン・ドゥジュンだが、独立した恩師を追ってCUBEに移籍した。BEAST(現:HIGHLIGHT)としてデビューし、当時絶大な人気を誇った。
チョンハ
実はもともとJYPエンタの練習生だったチョンハ。TWICEのジヒョなどとも練習生時代から親しかったという。JYPエンタを辞めた後、YGエンタのオーディションを受けたが不合格だったという。その後、JYPエンタ所属の先輩2PMのマネジメントを担当していたイ・ジュソプ氏が理事を務める新しい事務所MNHエンタに移籍。PRODUCE 101シーズン1で人気を博し、I.O.Iとして古巣JYPのプロデューサーJ.Y.Parkがプロデュースした「Very Very Very 」でデビューした。
BTOB ソンジェ
俳優としても人気を誇るソンジェ。実は、歌手を志しJ-HOPEと同じJYPエンタの公開オーディションを受けたが、ファイナルで惜しくも敗退してしまった。その後、BTOBとしてデビューし人気者となった彼は、バラエティ番組で共演したJ.Y.Parkから、「(当時の)髪型が致命的だった」と冗談交じりに言われたこともある。
EXID ハニ
ハニは、JYPで1年ほど練習生生活を送った。いまでは、美しいビジュアルに加え、ダンスの実力も歌唱力も高いことで知られているが、当時は萎縮してしまって実力が発揮できなかったというハニ。JYPから除名され追い出されてしまった彼女は、一念発起して中国に留学。語学力も身につけ、EXIDとしてデビュー。唯一無二の人気アイドルとなった。
こうした意外なアイドルたちの経歴にネットでは、
「大手事務所の見る目も完璧ではないね」
「よく耐えてデビューしたよね。尊敬」
「これほど才能のある人たちが落とされるなんて。壮絶な競争だね」
など、さまざまな声が寄せられている。