JO1が「第 32 回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER」に出演。圧巻のパフォーマンスで視聴者を魅了した。
2月28日、「第 32 回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER」のトリとして登場したJO1は、『So What』『MONSTAR』『Shine A Light』の3曲を披露。エネルギーあふれるシンクロダンスと爽やかな歌声で会場を盛り上げた。
余裕あふれる表情とアレンジを利かせた歌声が印象的だった『So What』。この曲は彼らが前回TGC(「第 31 回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE」)に出演した際にもパフォーマンスした楽曲だ。
今回のパフォーマンスを見て驚いたのは、メンバーたちのカメラを見つめる表情がすごく変わったというところ。『So What』では、色気を帯びた瞳でカメラを見下ろす木全翔也や、ジャケットを使って視線を引いた大平祥生、サビ前の舌ペロと終盤の覇気に満ちた瞳でファンの心をわしづかみにした豆原一成、力強さが前面に出たボーカルとキレと重厚感が増したダンスが目を引く與那城奨まで、メンバーそれぞれが曲のイメージをはっきり持ち、表現しようとしている姿が印象的だった。
JO1|’So What’ – 210228 マイナビ TGC 2021 S/S
洗練されたカリスマが光る『MONSTAR』ではJO1の妖艶な魅力が光っていた。とくに、目を引いたのは河野純喜の表現力。序盤、鋭い目つきでカメラを睨みつける彼の姿は、これまでに見せてきたパフォーマンス史上最高と言えるほど、感情がストレートに表現された惹きつけられる表情だった。表情だけでなくダンスのキレも増していた河野のパフォーマンス。その迫力に、思わず「おおお」と声が出てしまった。
変化が見られたのは河野だけではない。冒頭シーンで、指先を見つめながら刹那な表情を見せた川西拓実や、顔をそらした瞬間のフェイスラインの魅せ方が絶妙な金城碧海、首を大きく動かしたダイナミックな動きと険しい表情で心を揺さぶる白岩瑠姫、カメラから視線を一瞬そらすテクニックで観客をより惹きこむ鶴房汐恩、眉をひそめた緊張感のある表情と視線を下に落とした妖艶な表情との緩急が印象的な大平祥生など、それぞれのメンバーがダンスと表情の調和によってより鮮やかな表現がされていた。
ライター個人的には、今回の『MONSTAR』は過去最高レベルに感情表現が上手な『MONSTAR』だったと思う。メンバー全員が本当に上手い、11人全員が確実に進化している、ということを強く感じた。歌詞に合わせた感情表現がすごく丁寧で、曲のイメージを伝えようとする強いパワーを感じた。
JO1|’MONSTAR’ – 210228 マイナビ TGC 2021 S/S
最後に披露したのは、木全が「JO1唯一の爽やかで心が浄化されるような曲」と紹介した『Shine A Light』。この曲でもメンバーたちの表情に目を奪われてしまった。まずは、冒頭の川西。デビュー前から天性のアイドルと言われていたほど表情演技が上手な彼は、この曲でもその才能をいかんなく発揮。キラキラとした大きな瞳がまぶしい彼の笑顔がカメラに映った瞬間、ステージが一気に華やかになった。
さらに、カメラに語りかけるような自然かつ魅惑的な表情が美しい佐藤景瑚や、ステージのどこにいても存在感を放つ圧巻のダンス、安定したボーカルと艶やかな表情演技の合わせ技が光る川尻蓮まで、曲への思い入れと誠実さが伝わってくる“成熟した”パフォーマンスを見せた。
JO1|’Shine A Light’ – 210228 マイナビ TGC 2021 S/S
今回のステージを通して、JO1のダンスと表情の急成長を感じた。とくに、ダンスの実力が上がったことによって“力を抜く”スキルが上がったように思う。これまで、歌とダンスと表情のスキルを磨いてきたJO1だったが、今回のステージではその3つの要素を“もっとも効果的に組み合わせることで最大限の美しさを見出す”能力の成長を感じた。
見るたびに新しい魅力を見せてくれるJO1。その姿は多くの人々に感動とパワーを与えている。SNSでは、彼らに魅了された視聴者のコメントが多く残されている。
「パフォーマンスがめっちゃレベルアップしている…!」
「みんな本当に上手…」
「歌も良いけど表情がめっちゃいい」