韓国の人気音楽番組「SBS 人気歌謡」のスタッフに対する抗議の声が、TWICEやaespaのファンから上がっている。
事の発端は、12月1日に「人気歌謡」の放送局、SBSが運営する「SBS K-POP」というYouTubeチャンネルに公開されたaespaのニンニンのファンカム動画だ。ファンカムとは、放送用の映像とは異なり、特定のメンバーだけを追っかけて撮影した動画のことだ。
aespa 「Black Mamba」ニンニン ファンカム(記事の内容は0:10〜)
動画開始から約10秒あたりで、男性スタッフと思われる人物の笑い声とともに、「本当にそろってない」と発言する声が聞こえる。動画だけ見ていると、まるでaespaのパフォーマンスがそろっていないとバカにしているように受け取れる。
この笑い声と発言が、ファンから「プロ意識がなっていない」と非難を受けているのだ。
実は、この発言には、使うのをためらう人もいるようなスラングが使われている。また、このような発言が、聞こえるにもかかわらず、その音声を編集などで取り除くことなく、動画をアップロードしている点も、ファンからの非難を受けている原因の一つだ。
SBS側は今回の問題に対して、すでに公式コメントを発表している。
SBSによると、今回物議をかもしているこの発言は、クローズアップ部分のカメラのタイミングが合っていないことを指摘するために出た発言で、アーティストのパフォーマンスについて言及したものではないと発表した。
しかし、今回の問題はaespaのファンだけでなく、TWICEのファンからも非難されている。というのも、SBSは以前にも、似たような問題を起こしているのだ。
同じく、「SBS K-POP」にて公開された、TWICEが「人気歌謡」にて1位を獲ったときのアンコールステージの様子を収めた動画内で、スタッフと思われる男性が「本当に、歌ヘタだな」と発言する声が聞こえる。この発言は、アンコールステージで生歌を披露したTWICEに対する発言だということが明らかであったため、スタッフに対する抗議の声がSNSを中心に多く寄せられた。
TWICE 「MORE & MORE」アンコールステージ(動画の内容は3:28〜)
このように、aespaのニンニンのファンカム以前にも似たような問題を起こしているということもあり、ファンからは
「前に問題になったことから学べていない」
「どちらとも編集できる範囲であるように思えるが、なぜこのまま動画を投稿したのか」
「たとえ本人たちに向けられたコメントではないとしても、誤解を招くような表現があるなら取り除くべきだ」
「動画の編集者も、この発言をしたスタッフもプロフェッショナルとは言えない」
といったような厳しい意見が寄せられている。