SMエンターテイメント(以下、SM)のCEOを務めるイ・スマンが、JYPエンターテイメントに所属する歌手兼プロデューサーであるJ.Y.Parkをオーディションした際のエピソードを明かし話題となっている。
J.Y.Parkは、1994年に歌手としてソロデビューを果たし歌手として活動する一方で、1997年にJYPエンターテインメントを創立し、人気K-POPアイドルグループであるTWICEやITZY、NiziUなどを誕生させた敏腕プロデューサーだ。
そんな彼だが、ソロデビューするまでにいくつもの芸能事務所のオーディションに参加し、ことごとく落選していたというエピソードを持っている。そのエピソードの中でも有名なのが、当時から韓国の大手芸能事務所であったSMのオーディションを受けて落ちたというものだ。
J.Y.Parkは様々なバラエティ番組で、この時のエピソードを披露している。直接イ・スマンにオーディションをしてもらったものの、キャスティングされることはなく、その時J.Y.Parkが持ち込んだ曲だけ売ってほしいと頼まれた、というエピソードだ。
しかし、イ・スマンはこのエピソードについて、自分がJ.Y.Parkを選ばなかったのではなく、J.Y.Parkが自分を選ばなかったのだと発言した。
【動画】BoA「Nobody Talks To BoA」Ep.3(記事の内容は12:02〜)
ソロ歌手BoAのリアリティ番組コンテンツに出演したイ・スマンは、彼女との話の流れで出てきたJ.Y.Parkについて「自分よりすばらしいプロデューサーの話をしてどうするの」と評価しつつも「プロデューサーとしては互角だと自信を持ってJ.Y.Parkに言えるけど」と、バラエティセンスの効いた発言を披露した。
そしてJ.Y.Parkのオーディションエピソードについて「(J.Y.Parkがバラエティ番組に)毎回出て『自分を取ってくれなかった』って話すけど、オーディションを1回受けただけで去っていく人がどこにいるの」と自身の考えを明かした。
オーディションを1回受けて落ちたからといって、諦めず何回もSMに挑戦し続けていれば、もしかしたらJ.Y.ParkはSM所属のアーティストとしてデビューしていたかもしれないということのようだ。
イ・スマンは続けて「まだ、SMのオーディションを受けるつもりがあるなら、こちらも用意を・・・」と発言し、現場にいたBoAやスタッフたちの笑いを誘った。
J.Y.ParkがSMのオーディションに落ちたというのは、本人の口から何回も語られた有名なエピソードだったが、イ・スマンは自分が捨てたのではなく、彼が去っていったという認識のようだ。
しかし、J.Y.ParkがSMのオーディションに落ちていなかったら、JYPエンターテインメントに所属するアーティストたちは誕生していなかったということを考えると、彼がオーディションに落ちたことに感謝するしかないのかもしれない。