JO1が新曲『Shine A Light』をパフォーマンスした。
11月14日、JO1はオンラインにて1STアルバム『The STAR』のショーケースイベントを開催。さらにレベルアップしたパフォーマンスでファンを魅了した。
今回ライターは現場メディア席にて観覧することができた。そこで、この記事ではオンラインでは見られなかった部分まで、細かくレポートしていきたい。
ライブ開始前、テンション高めで登場したのは河野純喜。『Shine A Light!!』と大きな声で練習しながらステージにやってきた。
中央にメンバーたちが集まると、河野は大きな声で『よろしくお願いします』とスタッフに向けてあいさつ。河野以外にも、豆原一成や金城碧海がスタッフに向けて『よろしくお願いします』と大きな声であいさつした。
本番前では、メイクの修正や写真撮影をする合間に、メンバーそれぞれがダンスの練習をしているのが印象的だった。彼らのステージへの情熱は随所に現れる。
本番直前、ステージ裏から河野の『っしゃあ!』という声が聞こえてきた。パフォーマンスに向けて士気を高めているようだ。『JO1 WE!GO TO THE TOP!』という掛け声をした後、メンバーたちがステージに登場した。
最初にパフォーマンスしたのは『Safety Zone』。この曲は“君を守れるのは僕だけ、僕のそばが一番安心だよ”というメッセージが込められた楽曲。パワフルなダンスが魅力だ。
まず驚いたのは、彼らの丁寧で精巧なダンス。JO1のパフォーマンスを見たのは、前作『STARGAZER』のショーケースイベント以来だったが、より冷静に正確で美しくダンスを踊っていた。
この楽曲では、11人が3つのグループに分かれて踊るシーンが頻繁に出てくる。KPOPアイドルでよく見られるこの分割ダンス。まるでミュージカルを見ているかのようなゴージャス感が魅力だ。
JO1はこの分割されたグループごとのダンスがピッタリとシンクロ。全体としてもまとまりがあったのが印象的だった。デビューからプロモーション活動も熱心に取り組んでいるJO1だが、忙しい中これだけ完成度を上げるのにどれだけ練習したのだろうか。考えただけでも頭が下がる。
二曲目『MONSTAR』ではシンプルながら色気のあるセクシーなダンスを披露。ダンスパフォーマンスは振り付けがシンプルであればあるほど、パフォーマーの実力が浮き彫りになるが、彼らはここでもハイクオリティなシンクロダンスを見せた。
また、この楽曲では2~3人が体の一部を合わせたまま踊っていくダンスが印象的だった。こちらもKPOPアイドルのパフォーマンスでよく見られるスタイルの振り付けだが、このダンスはメンバー同士の息が合っていないと美しく見えない難易度の高いダンスだ。
『MONSTAR』では2人のメンバーが手を重ねたまま移動するなど、動きがかなり複雑なダンスがたくさん見られた。しかし、高難易度の振り付けにもかかわらず、ごたつきがなくスタイリッシュな仕上がりとなっていた。
リード曲『Shine A Light』ではキラキラと輝く姿を見せたメンバーたち。この楽曲はこれまでJO1が見せてきたパフォーマンスと比べると、かなり明るくあたたかい印象のある歌だ。
デビュー曲『無限大(INFINITY)』では、未知の世界への強い想い、無限の可能性が感じられる情熱たっぷりの瞳を見せたJO1。2NDシングル『OH-EH-OH』では不安に悩み苦しむ中で光を探すタフさが表れたワイルドな表情を見せている。
そんな中、今回彼らが見せたのは爽やかで柔らかい表情だ。印象的だったのは、ポーカーフェイスがトレードマークの金城。これまではカリスマ溢れる涼しげな表情が多かった彼は『Shine A Light』サビ部分で爽やかな笑顔を見せた。今回センターを務める川西拓実も、キラキラ笑顔で爽やかにパフォーマンスする姿がまぶしかった。二人以外のメンバーも、前作までとは違う新たな魅力を見せ、表現力の高さを証明した。
パフォーマンスの間にはメンバーたちのトークタイムも。大平祥生の持ち込み企画『全力やんちゃボーイ選手権』では、メンバーたちが『やんちゃBOYやんちゃGIRL』に合わせて愛嬌を披露。『PRODUCE 101 JAPAN』(※)でこの楽曲をパフォーマンスした大平が審査員となり、1位のメンバーを選定した。
※PRODUCE 101 JAPAN:JO1が誕生するきっかけとなったオーディション番組
全力でかわいさを追求した愛嬌を見せたメンバーから、あえてクールな表情をするという変化球を見せたメンバーまで、個性豊かな愛嬌を披露した11人。そんな中、メンバーから爆発的なリアクションが出たのは末っ子豆原一成の愛嬌シーンだった。愛嬌を見せた瞬間、10人のお兄さんたちから「かわいい!」の声が相次いだ。
豆原といえば、今回のリリースイベントを通して、メンバーから強い豆原愛を感じた。リーダー與那城奨は、豆原から「守ってくれそうなメンバー」として選ばれた際、「(かわいくて)たまらない」と豆原の溺愛ぶりを見せた。與那城以外のメンバーも、豆原がコメントするときはニコニコ笑顔を見せながら傾聴。豆原への愛情が見てとれた。
イベントの最後には5日後に誕生日を迎える白岩瑠姫へメンバーがサプライズを実行。白岩の写真がプリントされたケーキが登場した。まさかの展開に白岩はびっくり。嬉しそうな笑顔を見せていた。
パフォーマンスでもトークでも抜群の団結力を見せたJO1。新アルバム『The STAR』は11月25日に発売が開始される。11人の新たな一面、そしてさらに成長した姿に期待だ。