K-POPアーティストのミュージックビデオといえば、とてもカラフルな色使いでセットや衣装まで、こだわり抜かれたものが多い。なかでも、BLACKPINKのミュージックビデオは破格外のスケールで描かれ、特にクオリティーが高いと評判だ。
制作費の違いなどもあるが、なぜここまでBLACKPINKのミュージックビデオは、クオリティーの高い作品に仕上がっているのだろうか。他のアーティストに比べて、BLACKPINKのMV制作陣がこだわっているポイントが注目されている。
BLACKPINKのミュージックビデオは、リアルな豪華さを演出するため、できるだけCGに頼らないのが特徴的だ。
BLACKPINKの代表曲の一つでもある「DDU-DU DDU-DU」のミュージックビデオに登場するキラキラの戦車や大きなBLACKPINKの文字、ロゼが乗っているシャンデリアのブランコなど、普通ならCGを使用するようなセットまで、すべて実際に用意されているのだ。
【動画】BLACKPINK 「DDU-DU DDU-DU」舞台裏映像
また「Kill This Love」のMVでジェニーが座っている大きな白鳥と黒鳥の置物から、巨大なネズミ捕りも実物。建物を爆発させるシーンもすべて現場に用意されたセットの中で実際に行われている。
【動画】BLACKPINK 「Kill This Love」MV舞台裏映像
セレーナ・ゴメスを迎えた人気曲「Ice Cream」のMVでも、カラフルでポップなアニメーションのような街並みのセットを設置。淡い色合いの花々で彩られた車の形をしたブランコまでも、CGを使わずに実際に用意されたものだ。
【動画】BLACKPINK 「Ice Cream」MV撮影舞台裏
そのため、非現実的な豪華さや世界観であっても、CGでは出せないリアルさを演出。何度も見返したくなるほど、クオリティーの高いミュージックビデオを完成させている。
またBLACKPINKは、他のK-POPグループに比べると新曲を発表するカムバックの頻度が低い。短期間で新作を次々と発表するわけではなく、一作ごとにゆっくり時間とお金をかけて製作することで、高いクオリティーの楽曲やMVをファンに届けることができているようだ。