11月4日、韓国の複数音楽関係者が明かしたところによると、CJ ENMが主催する音楽授賞式「MAMA(Mnet ASIA MUSIC AWARDS)2020」の計画に、2017年に解散したK-POPボーイズグループWanna Oneのスペシャルステージが提案されたという。
これは、10月にオンラインで開催された音楽イベント「KCON:TACT Season 2」にて、Wanna Oneの一部メンバー(AB6IXのデフィとウジン、ハ・ソンウン、キム・ジェファン、パク・ジフン)によるステージが披露され、ファンからの予想を上回る反響があったことが、理由の一つだという。
Wanna Oneは、2017年に韓国のケーブルテレビ放送局Mnetで放送されたサバイバル番組「Produce 101 Season 2」にて誕生した11人組ボーイズグループで、デビュー後、爆発的な人気を獲得し、多くの音楽授賞式で新人賞や大賞を受賞した。
2018年12月31日に、グループの公式契約が終了したことでWanna Oneは解散。その後、メンバーたちは自身の所属する事務所で新たな活動をスタートさせたものの、多くのファンから「Wanna Oneをもう一度見たい」という声は後を絶たなかった。
そうした中、「KCON:TACT Season 2」で披露されたスペシャルステージで、メンバーは「Wannable(ファンの呼称)の隣には、いつもWanna Oneがいる」「Wanna Oneを忘れないなら、いつかまた戻ってくると言っていたが、今日こうして戻ってきた」と話し、Wanna Oneの曲を数曲披露した。
このステージを披露後、Wanna Oneに対する大衆の関心はさらに高まった。「KCON:TACT Season 2」のステージ披露直後には、急上昇ワードとなる基準のなんと3倍以上の数値を叩き出し、解散から2年余りがたった今でも、強い影響力を見せつけた。
業界関係者によると、Wanna Oneの再集結を予感させる動きが、各方面で見られ始めているという。AB6IXのデフィとウジン、キム・ジェファン、パク・ジフン、ぺ・ジニョンが「GOLDEN WAVE CONCERT」でステージを披露。それに続いて、2020年のチュソク(秋夕、韓国の大型連休)に、韓国のテレビ放送局MBCで放送された「アイドルスター選手権大会(아이돌스타 선수권대회)」では、ソロで活躍中のWanna Oneの元メンバー、ハ・ソンウン、パク・ジフン、キム・ジェファンの3人がチームを組み大会に参加した。
このようにWanna Oneメンバーたちを集結させるような動きが徐々に拡大している。音楽関係者は「よりたくさんWanna One出身メンバーが一緒に舞台に立つ可能性が高くなるだろう」と話しており、単発プロジェクトの可能性も噂されている。
いずれにせよ、Wanna Oneが舞台の上で再び集まり、ファンの前でステージを披露する機会が増えることは、ファンにとってはうれしい知らせだ。年末の音楽授賞式は、さまざまな所属事務所のアーティストが集結する場であるだけに、Wanna Oneのステージを見られる日は近いかもしれない。