JYPエンターテインメントのCCOで歌手兼プロデューサーのJ.Y.Park(パク・ジニョン)が、NiziUについて韓国のテレビ番組で語った。
8月12日に放送されたMBCの人気番組「ラジオスター」に、J.Y.Park(パク・ジニョン)が出演した。番組では、彼が1997年に設立し、現在CCOを務めているJYPエンターテインメントの時価総額が1兆ウォンを突破し、JYPとともに3大芸能事務所と言われるSMやYGを抑えたことが話題になった。
これに対しJ.Y.Parkは、「社員でもアーティストでも“僕らが1番”と思った瞬間から台無しになってしまう」と言い、「実は2番が一番いい状態。1番を取っても崩れないようにいようと思うと大変な準備が必要だが、僕らの会社はまだ不安だ」と、謙虚な姿勢で複雑な心境を吐露した。
J.Y.Parkは株価上昇の一番の立役者として、日本でプロデュースしデビューしたガールズグループNiziUを挙げ、「このおかげで急に時価総額が上がった」と語った。
さらに、Niziプロジェクトは10年前に立てた計画だと明かし、スタジオを驚かせた。彼は、「韓国人だけでローンチし、外国人を混ぜたグループをローンチして、最後の段階として外国人だけのグループをローンチするという計画」だったと言い、「最後の3段階目は(韓国内で)若干の抵抗があるだろうとは思っていた」と述べた。
彼は「K-POPの技術を韓国外へ輸出することになる」という否定的な意見については、「少し当惑したことは、まず外国人の歌手ではあるが外国の歌手ではない。NiziU9人全員僕らの会社と契約した所属歌手だ」と説明した。
さらに、「韓国の芸能事務所は“韓国人でだけ構成されたグループをつくれ”、または“韓国人が50%以上のグループをつくれ”と言われると、僕らに成長できる限界が生まれてしまう。世界的な会社になりたいのに」とし、「現在SM、JYP、YGの時価総額を全て合わせてもアメリカのメジャー企画会社の10分の1にもならない。世界的な会社になろうとするなら、日本、メキシコ、アメリカなどの歌手を売り出さなければならない」と、今後も積極的な国際化を目指すビジョンを明らかにした。
J.Y.Parkは「韓国の全ての芸能事務所がこれを行なっている」とし、「NiziUは日本だけでなく全世界で活動する計画だ」と、あらためてNiziUが目指すグローバルな方向性について明確にした。