BTSやTXTなどが所属する芸能事務所、Big Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)が新しい社屋への移転を機に、ファン向けの展示施設をオープンする予定があることが明らかとなった。
一方で、韓国三大芸能事務所の1つ、SMエンターテインメントは、長い間K-POPファンたちの聖地となってきた「SMTown@CoexArtium」を7月いっぱいで営業終了し、新しい施設を海外にオープンする。
韓国のアイドルが所属する事務所は、同じビル中や周辺に会社が運営するカフェや展示施設を持っていることがある。しかし、BTSらが所属するBig Hitは、まだこうした施設がなかった。
そんな中、Big Hitは今年の年末に、現在の事務所の社屋があるソウル市の江南区のMDMタワーから、龍山に新しく竣工された龍山トレンドセンター(YTC)に事務所を移転する。それに伴い、所属アーティストを紹介する展示場を設ける計画があることが明らかになった。
移転先となる龍山トレンドセンターは、昨年10月に完成した地下7階、地上19階規模の建物で、アーティストに関連した展示空間は、ビルの下層階に設置される予定だ。
所属アーティストの代表曲のパフォーマンスで使用された衣装などが展示される予定で、Big Hit傘下のSEVENTEEN、NU’EST、GFRIENDらの関連コンテンツも展示される見通しだ。
一方で、2015年にオープンしたSMエンターテインメントの展示施設である「SMTown@CoexArtium」は今月末をもって営業を終了することが発表された。
SMエンターテインメント(以下、SM)は、EXOやRed Velvet、NCTらが所属する韓国の大手芸能事務所。「SMTown@CoexArtium」は2015年1月にオープンした施設で、全6階、計8000㎡の広さに、アーティスト関連グッズや様々な体験空間が設けられ、韓国国内はもちろん、世界中のK-POPファンたちの“聖地”として人気だ。
3・4階にあるミュージアムは7月31日まで、2階にあるストアは8月28日まで営業する予定だ。SMは代わりの展示空間を、清潭にある社屋や狎鴎亭にあるSM CELEBRITYに移して営業を続ける計画だという。
またSMは新しい施設を韓国国内ではなく、海外であるベトナムで開業することも明らかになった。
ベトナムのメディアによると、SMは7月3日に、ベトナムのホーチミン市にSMTOWN Outletをプレオープンし、K-POPファンを招待しているという。正式オープンは7月〜9月中の予定だ。
SMTOWN Outletは、所属アーティストのアルバムやポスターなどを販売する 「SMTOWN and Store」と「SMTOWN and Cafe」で構成される施設で、SMにとっては海外でこうした形態の店舗を見せるのは今回が始めてだ。
今後、韓国やベトナムに旅行するときは、ぜひこれらの施設をチェックしてみたい。