韓国には、人気K-POPアイドルを多数輩出してきた大手芸能事務所が3つある。(現在はBigHitエンタとCJ ENMを含め“5大事務所”と呼ばれることもある)
EXOやRed Velvet、NCT 127などが所属するSMエンターテインメント、TWICE、GOT7、ITZYなどが所属するJYPエンターテインメント、BLACKPINK、WINNER、BIGBANGなどが所属するYGエンターテインメントは、それぞれ独自のカラーがあり、事務所ごとに熱心なファンが多数存在する。
K-POPニュースメディアKpopStarzは、韓国のネットユーザーに対して、「もし自分がK-POPアイドルになるとしたら、どの事務所に入りたいか」を調査する企画を実施し、そこでわかった傾向を紹介している。
SMエンターテインメント
所属アーティスト:東方神起、Super Junior、EXO、SHINee、Red Velvet、NCTなど
SMエンタを選んだ人は、SM所属アーティストの“家族感”に憧れているようだ。確かに、SMエンタは、所属アーティストが大集結するハロウィーン・パーティーを行ったり、ファミリーコンサートを開催したりするなど、ファミリー内で様々なイベントを実施することで知られている。
またSMには、東方神起やSuper Junior、少女時代、SHINeeなど、長きにわたってアイドルを続けている人が多い。会社自体も広く認知されているため、オーディエンスの幅も広く、幅広い活躍ができることを期待して同社を選ぶ人が多いようだ。
YGエンターテインメント
所属アーティスト:BIGBANG、WINNER、iKON、BLACKPINKなど
「アーティストとしてのコンセプトや報酬」を重要視する人は、YGエンタからデビューしたいと思う傾向があるようだ。
YGは、他の事務所よりもアーティストの個性を重視するといわれている。また音楽性が高いことで知られており、アイドルとしてのカリスマ性やかっこよさに憧れる人はYGを選ぶようだ。
さらにYGは海外のアーティストとのコラボや、海外の音楽フェスへの参加にも積極的で、世界進出を目指すアーティストへの手厚いサポートも定評があるところだ。
JYPエンターテインメント
所属アーティスト:2PM、GOT7、DAY6、TWICE、ITZY、Stray Kidsなど
JYPはガールズグループとしてデビューしたいと考える人に人気のようだ。JYPはWonder Girls、MissA、TWICE、ITZYなど、時代を代表するガールズグループを多数輩出してきた。
事務所の代表であるパク・ジニョン(J.Y.Park)と、所属アーティストたちの距離も近く、アーティストのメンタルケアや安全を最優先にしていることも評価されている。
加えて、JYPは外国籍のアイドルが多数所属しており、多様性のある事務所としても有名だ。また練習生の審査ポイントとして、歌、ダンス、表現力に加えて、人間性が含まれていることから、アイドルとしてだけではなく、人として成長できるとして、JYPに所属したいと考えている人もいるようだ。