BTS(防弾少年団)や、TXT(TOMORROW X TOGETHER)らが所属するBigHitエンターテインメント(以下、BigHit)が、Pledisエンターテインメント(以下、Pledis)を買収したことが明らかになった。
5月25日、BigHit(代表 パン・シヒョク)は、公式報道資料を通じて、Pledisの株式を買収して、筆頭株主の地位を確保したと公式に発表した。これによりBTS、TXT、NU’EST、SEVENTEENら、K-POP界を盛り上げている人気アーティストらがBigHitが主導する企業グループに属することになる。
BigHitは、2019年7月にGFRENDらが所属するSource Musicを、翌月8月に音楽ゲーム会社 Superbを買収するなど、マルチレーベルの構造を強化してきている。
それから、1年足らずで発表された今回のPledis社の株式の買収。継続的なマルチレーベルの拡大と、専門事業領域の高度化を通じて、相乗効果の創出を追求する企業戦略の一環として行われたようだ。
BigHitは、「PledisがBigHitの陣営に合流することにより、BigHitのマルチレーベルシステムはより一層強力なアーティストのラインナップを確保することになった。特に世界最高峰のアーティストたちと肩を並べるBTSと、2019年最高の新人 TXTが所属しているBigHitと、現世界にファン層を保持しているNU’ESTとSEVENTEENが所属するPledisが、一つ屋根の下に集まることになり、名実ともに韓国最高レベルの男性グループのラインナップを揃えることになった」と説明している。
なおPledisは、BigHitへの合流後も独立的に運営される予定。BigHitの支援を受けながら、事業拡大と、世界進出に力を入れていくと思われる。すでに、SEVENTEENは、3月にBigHitの子会社beNXが開発・運営するグローバルファンコミュニティプラットフォーム Weverseに参加。世界中のファンとの交流の場を設けており、今後の海外市場におけるさらなる活躍が期待されている。
Pledisのハン・ソンス代表は、「韓国のエンターテインメント業界をリードしているBigHitと一つになってうれしく思います。Pledis所属のアーティストとメンバー全員が、一段と飛躍するキッカケになるでしょう。PledisのクリエイティブとBigHitの長所が合わさることで、将来に対する期待が高まります。これからファンにより良いコンテンツや、アーティストのさらなる大きな成功でお応えします」とコメントした。
BigHitのパン・シヒョク代表は、「何よりハン・ソンス代表およびPledisのクリエイティブ組織とコラボすることができてうれしいです。今後、BigHitとPledisは、音楽的に共感して、一緒に成長し、お互いに大きな相乗効果を作っていきます」とコメントしている。