世界中で活躍するBTS(防弾少年団)の名曲「Spring Day」が完成するまでに起きた、あるエピソードが話題になっている。
「Spring Day」はBTSの代表曲の一つだ。この楽曲はアイドルファン以外からの支持も高く、発売からしばらく経った後も、韓国の音楽チャートに定期的にランクインしている。
BTS (방탄소년단) ‘봄날 (Spring Day)’ Official MV
この楽曲は優しいメロディーと、現代舞踊のようなしなやかなダンスが魅力の楽曲。ステージパフォーマンスでは、花びらが待っているような美しいダンスを見ることができる。
[BTS – Spring Day] Comeback Stage | M COUNTDOWN 170223 EP.51
そんな「Spring Day」だが、この曲にはあるエピソードが隠されているようだ。
393. <봄날>의 마지막 부분 ‘벚꽃이 피나봐요’ 가사는 원래 앞 부분과 동일하게 ‘눈꽃이 떨어져요’였다. pic.twitter.com/gwVydcom6g
— 방탄소년단의 사소한 TMI (@BTSTMI130613) April 6, 2020
動画の中でジミンは「最後の部分で“桜が咲いたようです”という歌詞があるんですけど、もともとはそうじゃなかったんです。“雪が降ってきます”だったんです」と話している。
「Spring Day」はサビで“雪が落ちていきます また少し遠くなっていきます 会いたい 会いたい”という歌詞があるが、最後のサビのみ“雪が落ちていきます”の部分が“桜が咲いたようです”という歌詞になっている。
ジミンによると、この歌詞が本来は“雪が落ちていきます”だったというのだ。
しかし、このサビ部分にはさらに別バージョンの歌詞もあった。それはBTSのリーダーRMが明らかにしている。
[CH+ mini replay] RM’s WINGS 외전 BEHIND 😙
動画の中でRMは「Spring Day」の歌詞ができるまでの過程を説明している。公園でビートを聞きながら、歌詞を考えていたというRM。偶然、落ち葉が落ちる風景を目にし、“落ち葉が落ちていきます”という歌詞が思い浮かんだ、と話している。
つまり「Spring Day」の“桜が咲いたようです”というパートは、最初“落ち葉が落ちていきます”であったところから“雪が落ちていきます”を経て誕生した歌詞なのだ。
2回の変更の末、完成した「Spring Day」の歌詞。心が落ちつくような、美しい言葉の並びは彼らの試行錯誤の結果だったようだ。
このエピソードを知ったファンは、「Spring Day」の歌詞についてコメントを残している。
「“桜が咲いたようです”の部分ですごく暖かくて気分がよくなるこの感じ、ARMY(BTSのファンネーム)ならわかるよねTTT」
「ジミンが最後に歩きながら“桜が咲いたようです”って歌うところで何かすごく温かい気持ちになるの」
「そんなエピソードがあったなんて知らなかった・・!」
「“雪が落ちていきます”も“桜が咲いたようです”もどっちも素敵な歌詞」