人気K-POPボーイズグループ BTS(防弾少年団)や TXT(TOMORROW X TOGETHER)が所属する韓国の大手芸能事務所 Big Hitエンターテインメントが、2019年の売上高を発表。これまでで最高の成果を出したことがわかった。
3月31日、Big Hitエンターテインメントは2019年の監査報告書を公表。それによれば、Big Hitの昨年の総売上高は5,872億ウォンと、日本円にして約522億円を記録。また、営業利益は987億ウォン(87億円)で、2018年と比較すると、売上高はなんと95パーセントも増加。営業利益も24パーセント増えたという。
昨年、Big Hitエンターテインメントでは、BTSの弟分として約6年ぶりにボーイズグループ TOMORROW X TOGETHERが誕生。“怪物新人”として、各アワードの新人賞を総なめにしただけでなく、音盤も好調なセールスを記録した。
一方、先輩であるBTSも2019年4月12日にリリースした「MAP OF SOUL:PERSONA」が世界的ヒットを記録。発売からわずか1か月で約320万枚を売り上げ、韓国の音楽史上、最高の売り上げを記録したアルバムとして当時のギネス記録を更新し話題となった。
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BTSはそのほかにも、スタジアムツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」の実施や、モバイルゲーム「BTS WORLD」のリリース、日本シングル「Lights/Boy With Luv」の発売、各企業の広告塔就任など、多岐にわたる活動を展開。Big Hitが大きな利益を手にしたのは、BTSのおかげであることは言うまでもない。
今年実施が予定されていたワールドツアー「BTS MAP OF THE SOUL TOUR」は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行により、待ったがかけられている状態であるものの、先月発表した新アルバム「MAP OF THE SOUL : 7」は前作を超える売り上げを記録しているBTS。エンタメ界に大打撃を与えている新型コロナウイルスだが、彼らがいれば、Big Hitの経営はしばらく安泰だろう。