デビュー直後から大人気の新星グループJO1。彼らは「PRODUCE 101 JAPAN」というオーディション番組を通して選び抜かれた11人のメンバーによって構成されている。
JO1は3月4日に初シングル「PROTOSTAR」でデビュー。リード曲「無限大(INFINITY)」はキャッチーな音楽とキレのあるダンスが話題となった。
JO1 l『無限大(INFINITY)』MV
洗練されたパフォーマンスを見せてくれるこの11人だが、彼らは少し前まで一般人として生活していた。そのため「PRODUCE 101 JAPAN」には、彼らが様々な「初めて」を体験する瞬間が収められている。
そのうちの一つが「サイン」だ。「PRODUCE 101 JAPAN」で初めて自分のサインを考えたメンバーたち。思い思いにカッコいいと思うサインを発明。緊張しながら初めてのサインを書き上げた。
PRODUCE 101 JAPAN|練習生人生初のサイン|#4 未公開シーン
今回は、11人のサインの変化をまとめてみた。
與那城奨
與那城はサインの変化が少ないメンバーだ。全体のフォルムはそのまま、当初は奨のローマ字表記を「syou」としていたものが現在は「sho」となっている。また、最近のものには下線の最後に二本の線を書いている、実は與那城、JO1となってからの活動の中で頻繁にこの記号を書いている。サインにまで書いているということは彼のお気に入りの記号なのかもしれない。
川尻蓮
川尻蓮は少しサインが変わっている。もともとは「PRODUCE 101 JAPAN」でともに練習生をしていたイ・ミンヒョクに考案してもらった「Kren」を使っていたが、JO1となってからは「Ren」に冠を付けたサインを書いている。
白岩瑠姫
白岩瑠姫は「PRODUCE 101 JAPAN」参加前に、別のアイドルグループのメンバーとして活動をしていた人物だ。そのため彼の場合はこれが2番目のサインになるかもしれない。そんな白岩の現在のサインは当初からあまり変化はないものの、冠とハートの位置が微妙に変わっており、よりスタイリッシュなサインになっている。
河野純喜
河野純喜はサインがほとんど変わっていないメンバー。彼はメンバーの中で唯一、漢字のサインを使っている。JO1になってからは「純」の一画にJO1を加えている。また、細かい部分でいうとサインに書いてある顔の頬の線が一つ増えている。
佐藤景瑚
佐藤はサインが何度も変化している。最初は「keigo」にニコちゃんマークのついたサイン。JO1になってからはクローバーのついたサインを使用していたが、最近のサインではクローバーがなくなった。佐藤はJO1イチおしゃれなメンバーとのことだが、より洗練されたサインを模索してるのかもしれない。
川西拓実
川西も徐々にサインが変わっている。「PRODUCE 101 JAPAN」期のサインは「Takumi」のTとKがつながっていたが、JO1結成後はつながっていないサインになった。また最近のサインには、ハートと口角の上がったフェイスマークが追加されている。川西は片方の口角を上げて笑うことが多く、それがファンの間で好評なのだが、もしかすると、そうしたファンの反応を受けてサインに取り込んだのかもしれない。
木全翔也
木全のサインは当初から大きく変わっている。最初のサインでは「Syoya」と名前を書いているが、最近のものは「Kimata」に変わっている。木全は多くのファンに「木全」呼びをされることが多いが、それに合わせての変化なのだろう。サインの右下に書かれた「木全。」も彼らしい独特なサインだ。
大平祥生
大平も大きく変わったメンバー。当初は祥生をローマ字表記にした「Shosei:)」というサインを使っていたが、最近は彼のイングリッシュネームである「Sean:)」に変わっている。サインの近くに書いている名前は「祥生」と「しょせ」の2パターンがあるようだ。
金城碧海
金城碧海はほとんどサインが変わっていないメンバー。おそらく「Ksy」と書かれているがなぜ「K」が先に来て「s」が後ろに来たのか、気になるところだ。JO1になってからは当初のサインの下にJO1と冠が加わった。
鶴房汐恩
本人曰く、鶴房はエイリアンのイラストがまだ定まっていないそう。当初はサインとは別にコメント欄にエイリアンを書いていた鶴房だが、JO1になってからはサインの一部にエイリアンを書いている。しかし、そのエイリアンは何種類かあり、体付きのときもあれば顔だけのときもある。顔もまた何種類かあり、目が大きい時もあれば点のときもある。また、彼の最近のサインにはハングルで「시온(シオン)」と書かれている。韓国で10か月ほど生活したことのある鶴房だからこそのグローバルなサインだ。
豆原一成
豆原一成はJO1のメンバーとなってから「Issei」の「I」を「1」とした。「PRODUCE 101 JAPAN」では1位となった豆原。1位であることへの責任感が感じられるサインだ。また、その下には必ず「豆ちゃん」と書いている。彼は「PRODUCE 101 JAPAN」当初から「豆ちゃん」の愛称で親しまれているが、この「豆ちゃん」は彼のアイデンティティの一部になっているのかもしれない。
アイドルを応援していると彼らのサインを目にすることが多い。しかし、そのサインにどんな思いが込められているのかについて考えることはあまりないだろう。
JO1のメンバー11人のサインを見てみると、中にはファンとのつながりを暗示するものもある。彼らのサインは、この半年間で経験した様々な出来事が反映されたものなのかもしれない。