新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で、全世界が怯えている中、現在韓国では加害者26万人という、大規模なデジタル性犯罪「n番部屋事件」が発生。韓国社会はコロナウィルスと「n番部屋事件」のダブルショックで衝撃を受けている。
「n番部屋事件」とは、SNSサイト「テレグラム」を利用し、金銭的な困難な状況にある女子中学生や高校生など70名以上の女性をターゲットに、性的な搾取をおこなうデジタル性犯罪。被害者のうち、16名は未成年だという。
チャットルームの運営者はSNS上でターゲットの女性を探し、個人情報を入手した上で「警察に通報する」「家族に連絡する」などと彼女らを脅かし、カメラの前で猥褻な行為を強要。被害者の女性を静的な奴隷にし、その映像をSNSに投稿。映像を閲覧するための料金をチャットルームの利用料として課金した。問題のチャットルームに入り、映像を視聴した人の数は現在のところ26万人にも上るという。
あまりに卑劣な事件だが、警察はチャットルームを運営した加害者の一人の身分情報を公開した。実は、この人物が、SNSにて多くの芸能人をフォローしていたらしい、ということも明らかになってきている。
そんな中、元MOMOLANDのメンバーだったヨンウ、Brown Eyed Girlsのガインなど芸能人の間で、加害者のSNSフォローをブロックする動きが始まっている。
元MOMOLANDのヨンウは自身のインスタグラムストーリーに「心配しないでください。ブロックしました。怖くて避けるんじゃんくて、汚くて避けるんです。皆様もお気をつけてください」と心配の声を伝えた。
ヨンウだけではない。俳優のイ・ダインも自分のインスタグラムに「容疑者と推定されるアカウントがあってブロックしました。多くの方からご心配のDM(ダイレクトメッセージ)を頂きました。誠にありがとうございます。私がフォローされているとは。思いもしなかったんですが、本当に怖いです」と韓国女性芸能人の間で加害者のアカウントをブロックする動きが広まっている。
しかし逮捕された容疑者はまだ1人だけという状況だ。26万人にものぼるとみられている映像を見た人たちの身元を公表しろという訴えも起こる中、今後、当局がどのような対応をするか、注目されている。
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