米国の音楽批評専門メディアセントラル・ソースが人気ボーイズグループBTS(防弾少年団)のメンバー、J-HOPEのヒップホップ活動に注目し、話題になっている。
セントラル・ソースは1月、BTSのメンバーJ-HOPEの特集記事「J-HOPEの旅行:ビーボーイだった10代頃からBTSのラップスターまで(J-Hope`s Journey: From Teenage B-Boy to BTS` Rap Star)」を掲載した。
本記事は光州で生まれたチョン・ホソクが全世界的なアーティストBTSのラッパーに成長するまでを追跡。特にラッパーとして、異例なほどにダンスが上手なJ-HOPEのダンス実力に注目している。
J-HOPE ダンス映像
J-HOPEはグループの中でメインダンスとラップを担当。RM、シュガとグループ内でラップを担当しているが、高いダンスの実力とラップの能力を併せ持っているメンバーはJ-HOPEのみ。光州ストリートダンスチーム「Neuron」のメンバーとして活躍していた時期から、J-HOPEは各種のダンス競演大会で受賞し、デビュー以前からプロ級のダンス実力があったという。
本記事では、プロダンサーとしての実力を持ってBTSに合流したJ-HOPEが、アイドル飽和状態のK-POP市場で、ダンスだけでは足りないと彼が自覚し、RMとシュガを見習いながらラップを練習。以後2017年のBTSツアーではRMに「チョン・ホソクが必要だ。チョン・ホソクなしではできない」と言わしめるほど実力派のラッパーに成長した、と紹介している。
本記事では続いて、J-HOPEのミックステープ「ホープワールド(Hope World)」では、ラッパーとしての高いスキルが確認できると紹介。その中でも「チキンヌードルスープ」が2000年初頭のヒップホップのバイブを新しく披露し、文化交流の見本になったと説明している。
「Chicken Noodle Soup」J-HOPE (Feat.Becky G)
さらに同記事では、「明るく踊るK-POP歌手としてヒップホップの4つの要素(DJ、ビーボーイ、MC、グラフィティ)を大衆音楽に消化することに成功した」とJ-HOPEを絶賛。「ラップ界もJ-HOPEを認める時期が迫ってきた。彼はハイレベルのダンスを紹介する繊細さを持っている。ダンスブームを起こし、大衆の参加を呼び寄せることもできるが、同時に自分の実力を差別化する能力もある。ダンスでJ-HOPEと肩を並べるものはない。J-HOPEのダンスには文化的な意味が込められている」と、既存のヒップホップの世界を覆し、ダンスとK-POPの新しい要素を取り入れたJ-HOPEの音楽を高く評価している。
今後、J-HOPEがどんな新しいヒップホップを見せてくれるのか、多くのファンが期待している。
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