TWICE、ITZY、GOT7、Stray Kidsといった人気K-POPグループを多数輩出するJYPエンターテインメントと、ソニーミュージックがタッグを組んだオーディション番組「Nizi Project」の放送(配信)がついにスタート。実力派の練習生が多数登場し、注目を集めている。
そこで今回は、1月31日(金)にHuluで配信された第一話・二話にて、特に話題をさらったオーディション合格者3名を紹介しよう。
ヒルマン ニナ
名古屋在住ながら仙台で行われたグローバル地域予選に参加した、14歳の中学三年生 ヒルマン ニナ。米ワシントン生まれのヒルマンは、来日してからたったの2年でネイティブレベルの日本語を習得した努力家だ。
番組の総合プロデューサーであるパク・ジニョン立会いのもと行われた三次審査では、安田レイの「Brand New Day」を歌唱。透明感ある歌声と持ち前の英語を武器に情感たっぷりに披露し、パク・ジニョンをあっと驚かせた。
【動画】安田レイ「Brand New Day」MV
また、ヒルマンはTWICEの「What is Love?」に合わせてダンスを披露。すらっとした手足を最大限に使い、楽しいダンスパフォーマンスを見せた。
【動画】TWICE「What is Love?」MV
14歳とは思えないパフォーマンスにパク・ジニョンは「あなたは完全にスターだと思う! もうすでにスターです」と感動。オーディションは実力を評価される場だと思いがちの参加者に対し、ヒルマンは自分の表現力がはっきりしており、「自分のキャラクターがパフォーマンスに投影されていた」として、終始ヒルマンを褒めちぎった。
鈴野未光(すずの みいひ)
東京予選には、JYPエンターテインメントに練習生として在籍して7か月目になる14歳の鈴野未光も参加。緊張した面持ちながらも「自分らしさを忘れず最後まで明るく笑顔でがんばりたいです!」と明るい自己紹介をした鈴野に、パク・ジニョンもついつい笑顔となった。
歌唱前「(JYP練習生として)期待もしているが、心配もしている。ひいき目に見ることはできない」と、ほか応募者と平等に評価することを述べたパク・ジニョンの前で、鈴野は伊藤由奈の「Precious」を熱唱。人々を惹きつける美しくのびやかな歌声を披露した。これにパク・ジニョンは、歌唱時の癖をひとつ指摘したものの、それ以外は「悪いところが見えない。本当に上手」と絶賛。鈴野の歌唱力を高く評価した。
当の鈴野はというと、合格のペンダントを受け取るや、さまざまな感情が込み上げてきたのか涙。「7か月がんばったことが結果として表れてよかった。練習中は大変なこともあったし、お母さんに会いたいときもいっぱいあったけど、辛いことを乗り越えたらこんなに良いことがあるんだなと思ってうれしくて泣いてしまいました」と、涙の理由を明かしている。
横井里茉(よこい りま)
鈴野同様、JYPの練習生としてオーディションに臨んだ、15歳の高校一年生・横井里茉。父親はラッパーでDJのZeebra、母親はモデルの中林美和という芸能人一家に生まれた横井は、2歳のときからインターナショナルスクールに通っていたため英語もバッチリ。日本語・韓国語・英語を操るトリリンガルである。
この日は、オーディションのために用意したという自作の英語ラップを交えながらWonder Girlsの「Irony」を披露。15歳とは思えぬセクシーな表情を浮かべながら、カリスマ性あふれるパフォーマンスを行った。
【動画】Wonder Girls「Irony」MV
横井のパフォーマンスを見たパク・ジニョンは、横井のリズム感と演技力を高く評価しつつも、なぜか切実さも感じると発言。生まれながらに恵まれている横井だが、どこか不安そうな彼女を不思議に感じたという。
これに対し、横井は「私のお父さんとお母さんは芸能人だけれども、だからと言って私がすごいというわけでもないですし、私は自分の力で私ができることを見せたくて色んな人に負けずがんばっていきたいと思っていました」と回答。両親に頼ることなく、自分の力だけで“自分”というものを証明したいという気持ちが、すべての活力源になっていることを明かした。
そんな横井にパク・ジニョンは「君はただ自分自身を見せてくれればいい。肩の力を抜いてほしい。肩の力を抜いても十分君はすでに特別な子」と優しい言葉をかけると、合格のネックレスを手渡したのであった。
「Nizi Project」は、「Hulu」にて配信中。(※毎週金曜日22:00~ 1話づつ追加配信、全10話)