韓国の大人気K-POPボーイズグループBTS(防弾少年団)は、メンバー自身の経験や考えを楽曲制作に反映。若者の気持ちを代弁しているかのような率直な歌詞は、国境を越え、多くの共感を得ている。
そのなかでも、特に感情に浸ってしまうようなファンの心に響く楽曲がある。そんなファンをエモーショナルにさせているBTSの人気曲トップ10をKoreabooが紹介している。
10位 「Agust D」(Agust D/シュガ)
シュガが2016年にリリースしたソロ曲「Agust D」の力強いラップからは、彼の怒りや気持ちがたくさん伝わってくる。「俺は常に忙しいんだ。休みなんていらない。時期を逃したもの同士で遊んでな」という歌詞からは、過去を振り返らず前に進む、シュガの強い気持ちが表れている。
9位 「Singularity」(V)
感情と奮闘する様子が歌われているVのソロ曲「Singularity」。「僕の声がニセモノなら教えて。僕を捨ててはいけなかったかどうか」「この苦痛もニセモノなら教えて、その時に僕が何をしなければならないのか」など、不安定な心境をまるで詩のように表している。
8位 「Young Forever」
「Young Forever」は、夢を決してあきらめないことを歌った、希望に満ちた楽曲。「僕たちは永遠に若いまま、転んで傷ついて辛くても、止まることなく走り続ける 夢に向かって」という歌詞は、現在のように成功する前のBTSにつながる部分がある、とファンの共感を得ている。
7位 「Butterfly」
「Butterfly」は、タイトルの“バタフライ(蝶)”と繊細な愛の表現をうまく掛け合わせた曲。「そばにいてくれ、僕と約束してくれ、触れたら飛んで行ってしまいそうで 壊れてしまいそうで 怖くなる」と歌っている。
6位 「The Truth Untold」
アメリカの人気DJ/音楽プロデューサー ステーヴ・アオキとのコラボ曲「The Truth Untold(伝えられなかった本心)」は、愛する人の前でも、本当の自分を隠していることを歌った曲。「わかってるでしょ、僕は自分を見せられないし、あげることもできない」「みじめな姿を見せることなんてできないから、また仮面をかぶり君に会いに行く」と切ない気持ちが歌われている。
5位 「Boy Meets Evil」(J-Hope)
「Boy Meets Evil」は、悪に落ちていく少年について歌っている。「暗くなっていく 僕の未来の光。子供じみた愛のせいで失った夢の道。僕の野心の毒気は毎日刃を研ぐ」「でも抑えられない欲望に刃は鋭くなる、すべてわかってた」と少年が闇に落ちていく様子が語られている。
4位 「Spring Day」
ファンの中でも人気の高い「Spring Day」。エモーショナルではない部分を探すほうが難しいほど、とても感情的な曲。特に詩的で心に響くのは「寒い冬が終わりを迎え、また春の日がやってくるまで。花が咲くその日まで、もう少しそこで待っていてほしい、待っていて」という部分だろう。
3位 「RUN」
「RUN」は「もっと僕を走らせて、両足が傷だらけになっても、君の顔さえ見れば僕は笑顔になるから」と、どれだけ走っても手に入れることのできない愛を追い続ける様子を歌っている。
2位 「Paradise」
「Paradise」は、大きな目標がなくても、自分が幸せならそれでいいと伝えている。「止まっても大丈夫、理由すら知らないまま。走る必要はない、夢がなくても大丈夫。少しの間幸せを感じる瞬間があるのなら」という歌詞に励まされた人も多いだろう。
1位 「Love Maze」
「Love Maze」は困難を乗り越える愛について歌った曲で、特に感動的な歌。「時に嘘は僕たちの仲を引き裂こうとする。試練は僕たちを欺こうとする。そんな時は僕だけを見て、暗闇の中は2人で十分だ」「すべての嘘の中でも 僕たちが一緒なら果てしない迷路でさえもパラダイス」と、辛い状況でも愛の力で乗り越えていく様子を歌っている。