K-POPアイドルのプライベートにまでつきまとい、悪質な追っかけ行為を繰り返す“サセン”と呼ばれるファン。事務所やアイドル本人たちが注意を呼び掛けるも、一向に改善する気配がない。彼らの行為の中でも特にアイドルを困らせているのが「迷惑電話」だ。
普段から、多数の迷惑電話を受けているというアイドルたちだが、メンバーが「VLIVE」などを通じて生配信を行っている時に、自分の持っているアイドルの番号が本物であるかを確かめるために、わざと生配信中に電話をかけるというサセンがいる。
人気K-POPガールズグループTWICEのナヨン、サナ、ジョンヨン、チェヨンもその被害者のようだ。12月21日、4人が移動中の車内から生配信をしている最中、開始から20分も経たずに、チェヨンのスマホに知らない番号から電話がかかってきたのだ。
そばにいたジョンヨンは生配信の視聴者に向かって「電話をしないでください」と呼びかける。サナも心配そうに「電話がきたの?」と聞く。チェヨンは「知らない人からです」と答えると、サナも「そうしないでください」と、チェヨンの代わりに電話するのを止めるように呼び掛けた。
チェヨンは「何人か私の番号を知っている人がいるみたいです。メールも来たりします」と悪質な迷惑行為にあっていることを告白。そして「混乱したりはしないが、ただイライラします」と、心境を語った。
ナヨンは、「自分たちの番号を知っているのはわかっています。でもそれは持っているだけで、使わないでください。」と電話の発信者に向けて、丁寧にお願いをした。
またナヨンは「そうです、それはチェヨンの番号です」と少し冗談っぽくいってみせ、「メールを送っても、ブロックするだけです」と付け加えた。ジョンヨンも「全然おもしろくないです」と話し、チェヨンは「もう怖くもない」とただ迷惑なだけであることを強調した。
またサナは「イベントに遊びに来てもらうのは好きです。でも、なぜ(電話をしたり)わざわざ私たちが嫌いなことをするんですか?」と純粋な質問を投げかける。
サナはファン全員がそういうわけではないことは、しっかり理解している。ただこういった行為を繰り返す人に私たちの気持ちをわかってもらいたいと付け足した。
そんな彼女たちの話を聞いて、あるファンが「そんな人たちをファンって思わないで」というコメントがあった。
それに対しナヨンは「いいえ、私たちを好きでいてくれることには感謝しています、彼らも私たちのファンなんです。でも少し違う考えを持って、行動を少し間違えているだけなんです。だから私たちは、私たちを好きな気持ちをそんな風に表すのはよくないと伝えてるんです。ONCE(TWICEのファン)はこういった間違いをもうしませんよね?」と、迷惑行為を続けるファンに対して優しく注意を促した。