韓国の大人気ボーイズグループBTS(防弾少年団)が、ドイツの番組で紹介された際、不適切な発言があったとしてARMY(BTSのファン)が大激怒している。
最近、ドイツのテレビ曲RTLで放送されている番組「Chartshow」にて、BTSをフィーチャーしたエピソードが放送された。しかし、その内容に一部、差別的な内容が含まれていた。
最初に、初めてK-POPを見たと思われる人たちの意見が流されるのだが、その中に「これは日本か北朝鮮の番組なのか」という発言や、「彼らはアジア版のバックストリート・ボーイズなの?」という聞いた人に対し、「違う、日本のアルビノ(白皮症)だ」と返答するシーンがあったのだ。
またファンの多くが12歳以下の少女であるなどといった説明もされるなど、事実と異なる情報や不適切な発言が次々に放送されたのだ。
‼️Get ready for some racism and sexism. Please share it. Maybe we can show these people that what they’re saying has consequences. The show is called “chartshow” and was aired on RTL /Germany‼️ pic.twitter.com/rJPKstM5k1
— aurora.🥀 (@moonchild_jk97) December 13, 2019
これを見たファンは大激怒。BTSのことを詳しく調査せずに、番組で紹介したこと。それに加え、ネガティブな印象を受けるものばかりを放送するという、番組の構成に怒りをあらわにしている。
「今でもこんな報道がされるなんて。BTSを知っているのかわからないけど、ティーンのバンドで彼らを人間性がないスーパースターみたいに伝えて。問題はメディアがそれを書かないし、書いても事実を正しく書いてないところ」
「こういう人たちには本当にうんざりしてる。恥を知って」
「気持ち悪い。こんなの見ない方がいい、嫌な気持ちになるだけ。自分たちの方がすごいって思ってるんでしょ、吐き気がする」
「これがよくある小さな世界に住んでる人たちのリアクションだ。多くの人が自分の知らないものを下に見てる。でも私はBTSはこういった壁をぶち壊せるって信じてる、だって彼ら最高だもん」
こういったファンからの怒りのコメントを受け、RTLは公式な謝罪文を公開。表現の自由というものがあるものの、人種差別的な発言があったとして謝罪し、コメントを編集すると表明している。
Falls sich die #Bts Fans durch die Kommentare der Promis in der #Chartshow beleidigt fühlen, tut es uns leid. 😔 RTL positioniert sich ganz klar gegen Rassismus UND für freie Meinungsäußerung.
— RTL (@RTLde) December 15, 2019