大人気オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」を通して、新人グループ「JO1」の11人のメンバーが決定した。
「PRODUCE 101 JAPAN」は視聴者参加型のオーディション番組。101人の練習生の中から「国民プロデューサー(視聴者)」の投票によってデビューする11人を選出する。
12月11日に放送された最終回では、最終順位と共にデビューを掴んだ11人の練習生が発表された。
新人グループ「JO1」としてデビューするのは以下のメンバーだ。
左から、金城碧海、木全翔也、白岩瑠姫、大平祥生、川尻蓮、豆原一成、川西拓実、鶴房汐恩、佐藤景瑚、河野純喜、與那城奨。この11人がデビューすることになった。
前回の「~豆原一成・川尻蓮・川西拓実編~」に続いて、今回は大平祥生、鶴房汐恩の2人を紹介したい。
大平祥生
大平祥生は京都出身の19歳。優しそうな瞳が特徴的なメンバーだ。
【大平 祥生(Ohira Shosei)】パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN
大平祥生は初回放送から存在感を発揮していた。川尻蓮とともにGOT7の「MY SWAGGER」を披露した大平。ダンスを踊りながら安定した歌声でパフォーマンスを見せた(0:06~0:22)。
クラス分けテストの結果、大平はCクラス、川尻はAクラスに振り分けられた。練習の時から慕っていた川尻とクラスが分かれてしまい、悔しそうに涙を流す姿が印象的だった。
第4話で放送されたポジション評価ではダンスポジションを選択。SEVENTEENの「HIGHLIGHT」を披露した。前半の練習では自分のダンスに自信が持てていないようだったが、本番では色気と儚さを兼ね備えた素晴らしいパフォーマンスを見せた(0:40~1:04)。
第1回順位発表式(第5話)では7位に。安定した人気を見せた。
第7話のグループバトルでは三浦大知の「(RE)PLAY」を披露。チームメンバーを選ぶ際、実力者やリーダーシップのある練習生を選ぶなど、全体のバランスを考えた見事な人選に注目が集まった。
難しい楽曲であるにもかかわらず、本番ではセンターとして舞台に華を咲かせた大平。このパフォーマンスを見て、彼のスター性に気づいた人も多いのではないだろうか(1:05~1:34)。
第8話で放送された第2回順位発表式では11位に。「自分の長所である、向上心と学びたい精神を忘れずにもっと笑顔で頑張っていく」と力強いコメントを残した。
大平を語る上で欠かせないのが第11話で見せたコンセプト評価だ。大平は当初「DOMINO」をパフォーマンスをする予定だったが、「やんちゃBOYやんちゃGIRL」に移動となった。
「DOMINO」から移動になった際、廊下で一人、涙を流していた大平。悔しい思いを胸に、温かく迎えてくれた「やんちゃBOYやんちゃGIRL」チームの仲間と練習に励んだ。
本番ではかわいらしい曲にぴったりの笑顔を見せてくれた。見ている人まで笑顔にしてしまう彼らは、まさにアイドルそのものだった(1:36~2:06)。
第3回順位発表式(第11話)では、9位に。前回の順位からは2位ランクアップした。
様々な苦難を乗り越えてきた大平。見事、4位という高い順位でゴールした。これまで、カッコいい姿からかわいい姿まで様々な姿を見せてきた大平。デビュー後はどんな姿を見せてくれるのだろうか。
鶴房汐恩
鶴房汐恩は滋賀県出身神戸住みの19歳。彼は番組を通して最も成長を見せてくれた練習生と言えるだろう。
【鶴房 汐恩(Tsurubo Shion)】パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN
鶴房汐恩は初回放送で最も注目を集めた練習生だ。
登場するや否や、他の練習生に「1位を狙っていくので、ライバルとしてよろしくお願いします」と宣言した鶴房。デビューへの熱い思いを見せた。
一方、クラス分けテスト(0:05~0:22)では、トレーナーのA-NONに態度を指摘されてしまう。ボーカルトレーナーの菅井は、鶴房の姿を見て「ここにいる人を信じてみなさい」とアドバイスしていた。
ポジション評価ではダンスポジションを選択。BTSの「DNA」を披露した。佐藤景瑚と共に踊ったしなやかなダンスが注目を浴びた(0:39~1:02)。
序盤の放送では、自信と不安の狭間でもがいているような様子を見せていた鶴房。そんな彼を見て、応援したいと思った視聴者は多かったようだ。第1回順位発表式では7位という好成績をおさめた。
スピーチでは、自身の態度に対する視聴者の意見について言及。18歳(当時)の少年の生の声に、衝撃を受けた視聴者も多かったのではないだろうか。
僕は最初、態度が悪いとか拓実くん(川西拓実)とか蓮くん(川尻蓮)のチッケムにふざけて出てるとか、イライラするとか、そういうことを言われてきました。でも、それでも信じて投票していただいた国民プロデューサーの皆様には感謝でしかないです。
それと1話・2話・3話・4話と家族みんなで一緒にパソコンで見て、僕の父親が僕より考えてくれて、すごい泣いて、夜も外出て朝方まで話したりして…とても幸せな家庭に生まれたんだなと思いました。
グループ評価では豆原一成とともにBTSの「FIRE」を披露。ポジション評価のときとは違ったワイルドな魅力をみせた(1:04~1:30)。
第2回順位発表式では3位に。毎週ごとに着実に順位を上げ、話題となった。
コンセプト評価では「DOMINO」を披露。上位メンバーで構成された「DOMINO」チーム。周りからの期待やプレッシャーに押しつぶされそうになりながら一生懸命に練習する姿を見せ、本番では、息の合った揃ったダンスを披露した(1:31~1:58)。
第3回順位発表式では再び3位に。確固たる人気を見せつけた。
最終回では5位となった鶴房。前回の順位からは下がったが、収録現場では彼の名前を呼ばれた瞬間とてつもない歓声が上がっていた。それだけ多くの人に愛され、必要とされているのだろう。
番組を通してドラマを見せた2人
大平祥生、鶴房汐恩は、「PRODUCE 101 JAPAN」を通してパフォーマーとしての成長、そして人間としての成長を見せてくれた。「JO1」のメンバーとしても、今後さらなる成長を見せてくれることだろう。とても楽しみだ。