人気K-POPボーイズグループ VICTONが約1年ぶりに来日し、日本のファンの前に立った。
VICTONは、11月29日(金)、東京・府中の森芸術劇場どりーむホールにて、自身初のアジア・ツアー「VOICE TO ALICE 2019 VICTON FANMEETING」日本公演を開催。1部、2部の2公演をおこなった。
14時過ぎ、会場が暗転すると共に、メンバーがスクリーンの後ろから登場。割れんばかりの歓声が上がり、まず人気曲「What time is it now?」でスタート。会場のボルテージは一気にアップした。
パフォーマンスを終えると、VICTONはビョンチャンの「みんなー久しぶりです!元気でしたか?」という言葉に続けて、久しぶりに会ったファンに日本語で挨拶。スンシクは、「僕はかっこいい桃、スンシクです!」とユニークな自己紹介をし、笑いを誘った。
今回、初のアジアツアーの初日公演を日本で迎えたVICTONは、「初めてのアジアツアーを東京でできて、とてもドキドキしています」(スンシク)と、喜びの気持ちを伝えた。また今回のツアーの意気込みを聞かれると、「ALICE(VICTONのファンの名称)のみなさんと一緒にハッピーなステージを作りたいです」(チャン)と語った。
先日、VICTONは1年6か月ぶりに待望のカムバックを果たし、デビュー3年目で初めて音楽番組で1位を獲得。あらためて、その時の心境について聞かれると「ありえないと思いました。すべてALICEのおかげです」と話し、ファンに感謝の気持ちを伝えた。またセジュンも「ALICEにお祝いしてもらえて、とても嬉しい」と喜びのコメントをした。
メンバーの未公開おもしろ写真を公開
その後、メンバーの未公開写真をファンにシェアする「シークレット・アルバム」というコーナーが設けられた。メンバーそれぞれがお気に入りの写真を公開するなか、ハンセはとっておきの1枚を用意。スケジュールを終えて、ゆっくりしていた時に自分の顔が“二重”になっていた時のセルカ(自撮り写真)を披露。メンバーから「これは誰だ?」と冗談交じりでイジられ、ファンのためにおもしろい写真を用意したが、後悔していると笑った。
また顎をあげてセルカをするビョンチャンのマネをしたスンシクとスビンの写真や、「寝ころびLIVE」に出演した際のパジャマを着て横になっているセジュンとスビンの可愛らしいオフショットなどを公開した。
先日、誕生日を迎えたビョンチャンのため、メンバーが彼の故郷の料理ビビンパを作ってくれ、ケーキの代わりにそこにキャンドルを立ててお祝いしてくれた、というおもしろエピソードも飛び出した。
音楽番組のリハで失敗!? プロモ活動中の記憶に残っている瞬間を語る
次のコーナーでファンからの質問に答える「LISTEN TO ALICE」を実施。1部では、メンバーの容姿についての質問が多く、ハンセの美貌の保ち方については、「常にかわいいスビンを横に置いておくこと」だと話した。ビョンチャンが1番かっこいいと思う瞬間は?と聞かれると、「毎日、そして今」と答え、会場を沸かせた。
また最新曲「Nostalgic Night」の活動を通して、1位を獲得したこと以外で記憶に残っていることについて聞かれると、セジュンは音楽番組に出演した際、ビョンチャンと彼があまり睡眠を取れていなかったせいで、リハーサル時に音を外してしまったと告白。その時の様子を実演し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
2部では、スビンが日本語で「日本の好きな料理は?」と書かれた質問を自分で読み上げ、メンバー&ファンはビックリ!流ちょうな日本語に会場からは大きな拍手があがった。メンバーいわく、スビンは日本語の勉強に力を入れているそうで、今回、その成果を見事、ファンの前で発揮することができたようだ。ちなみにスビンが好きな日本食は、焼きそばと和牛だという。
チャンはファンと一緒にやりたいことを聞かれると、「一緒に北海道に遠足にいきたい」と楽しそうに答えていた。
圧巻のステージでファンを魅了
Q&Aコーナーが終えると、次のステージへ。最新アルバム「nostalgia」から「Farewell」を披露。同曲は、VICTONが長い空白期間中に作ったファンに贈る歌。「元気でいてね」とこれからを一緒に過ごせない人へ切ないメッセージが込められているこの歌をメンバーは美しい歌声にのせ、しっとりと歌い上げた。
その後、休憩を挟み、衣装チェンジしたメンバーが再び登場し、今度はアメリカの人気歌手ケラーニのヒット曲「Gangsta」のダンスカバーを披露。これまでのVICTONのイメージとは一変した、セクシーかつ力強いパフォーマンスでファンを魅了。続いて「New World」をパフォーマンスし、迫力満点の圧巻のステージにファンはくぎ付けとなった。
K-POPランダムダンスに挑戦
ステージを終えると、ゲームコーナーに突入。年上チーム(スンシク、チャン、セジュン)と年下チーム(ハンセ、ビョンチャン、スビン)に分かれて、「サイレント・ダンス」バトルを行った。
メンバーが踊っているK-POPダンスの曲名をファンがあてるというゲームで、両チームEXOやSHINee、GFRIEND、TWICEなどのヒット曲を次々と披露。1部では年下チームが負け、罰ゲームとしてハンセ、ビョンチャン、スビンの3人が愛嬌リレーに挑戦。2部ではハンセ、スンシク、セジュンが負けて、セクシーな尻文字を披露し大いに盛り上がった。
今後の目標は?
イベントは終盤へと近づき、メンバーが一人一人今後の目標について語った。ハンセは「日本でドームツアーができる時まで、暖かく見守ってください」とコメント。すると、ビョンチャンが「僕も一緒に(ドームツアーがしたい)」と必死にアピールし、ファンを笑わせた。
その後、VICTONの人気曲「TIME OF SORROW(俉月哀)」と「nostalgia」のタイトルトラック「Nostalgic Night」を2曲続けて披露。VICTONの新しい魅力をアピールした、美しいステージにファンは心を奪われた。
ファンとノリノリでダンス
アンコールでVICTONは、今ここにいる理由だと語り「愛しているから(Because of You)」を披露。会場のファンもノリノリで一緒にダンスをし、この日1番の盛り上がりをみせた。2部では、なんとメンバーがステージを降りてファンの元へ。それぞれファンとハイタッチをしたり、かけがえのない時を過ごした。
終盤のあいさつで、チャンは「久しぶりに日本に戻ってきましたが、僕たちが1位の歌手になって戻ってこられて嬉しいです。とてもいい気分ですし、これからもずっと僕たちと一緒にいてほしいです。みなさん、見守っててください」と改めて、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。
最後に、スマホやペンライトの眩い光に包まれながら「Light」を披露。光の海へと化した幻想的な会場にVICTONの美しい歌声が響き渡り、大盛況のなか幕を閉じた。
またメンバー同士がじゃれ合ってみたり、いたずらし合ったり、さすが“家族ドル(家族のようなアイドル)”の代表といえる仲睦まじい姿に終始ほっこりさせられた。