オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」が、大きな注目を集めている。「PRODUCE 101 JAPAN」は韓国で人気を集めていた視聴者参加型オーディション番組「PRODUCE」シリーズの日本版だ。視聴者が「国民プロデューサー」として、練習生に投票を行い、その票数でデビューメンバー11人が選出される。
12月11日、TBS系で生放送された最終回では、国民投票で獲得した票数順に順位が発表され、新人グループ「JO1(ジェイオーワン)」としてデビューするメンバーが決まった。
デビューメンバーは以下の11人だ。
1位 豆原一成
2位 川尻蓮
3位 川西拓実
4位 大平祥生
5位 鶴房汐恩
6位 白岩瑠姫
7位 佐藤景瑚
8位 木全翔也
9位 河野純喜
10位 金城碧海
11位 與那城奨
1位 豆原一成
豆原一成は岡山県出身の17歳だ。視聴者から「豆ちゃん」の愛称で呼ばれている現役高校生の彼が、見事1位に輝いた。
【豆原 一成(Mamehara Issei)】パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN
豆原一成の魅力は、安定したダンスとボーカルだ。「PRODUCE 101 JAPAN」参加前はダンスのインストラクターをしていたという豆原。初回放送で見せたダンスは、審査員をうならせるほどの完成度だった(0:06~0:26)。
第3話で放送されたポジション評価ではダンスポジションを選択。持ち前のダンスの実力で、BTSの「DNA」を踊りこなした(0:42~1:13)。
第5話で放送された第1回順位発表式では2位に。惜しくも1位の座を逃してしまった豆原一成。このとき1位に輝いた川尻蓮とは、この後も1位争いを続けることになる。
第6話で放送されたグループ評価では、BTSの「FIRE」をカバー(1:14~1:36)。ポジション評価では、踊っているときの表情演技が弱いと指摘されていた豆原だったが、グループ評価では曲に合った迫力ある表情で視聴者を圧倒。「豆ちゃんが覚醒した」と、国民プロデューサーの間で話題になった。
第2回順位発表式(第8話)では2つ順位を落として4位に。「順位が2位下がったのは、自分が成長する場を、国民プロデューサーの皆さんが設けてくださったのかなと思っています」と感想を述べた。
第10話、コンセプト評価では「DOMINO」を披露。順位が高い上位メンバーたちが集まったDOMINOチーム。周りからの期待がプレッシャーとなったのか、練習中、苦しそうな様子を見せた。本番では、チーム全員の息の合ったダンスを披露。練習の成果を発揮した(1:36~2:00)。
第3回順位発表式では、再び川尻蓮とトップ争いをした結果、第2位に。周りの練習生たちに感謝を伝えながら、脱落してしまった仲間を思って涙を流した。
高いポテンシャルと着実な成長を見せてきた豆原一成。ときには「1位になりたい」と涙を流すシーンもあったが、見事、最終回で1位に。涙を流しながら国民プロデューサーに感謝の言葉を述べた。
2位 川尻蓮
川尻蓮は福岡県出身の22歳。番組に参加する前は、バックダンサーとして活動していた。
【川尻 蓮(Kawashiri Ren)】パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN
川尻蓮は放送開始前に公開された「ツカメ~It’s Coming~」MVでセンターを務めた練習生だ。その圧倒的なダンススキルと自信に満ち溢れたカリスマ性で一躍有名になった(0:33~0:52)。
川尻は初回のクラス分けテストでも存在感を発揮。ハイレベルなダンスと力強いボーカルを披露し、安定した実力を見せた(0:06~0:32)。
ポジション評価では得意のダンスを選択。SEVENTEENの「HIGHLIGHT」を披露した。細かな表情の変化としなやかなダンスで人気を獲得した(0:53~1:12)。
第1回目順位発表式では、堂々の1位に。圧倒的な存在感を見せつけ、多くの視聴者に「センター」が似合う男という印象を与えた。
グループ評価では三代目 J SOUL BROTHERS from EXILETRIBEの「RAISE THE FLAG」を披露。一から振付を作り上げ、迫力のあるステージを見せた(1:13~1:31)。
第2回順位発表式では、2位に。「ここで2位になったことには何か意味があることだと思う」と話し、更なる成長を約束した。
コンセプト評価では豆原一成と同じDOMINOチームに。いつもに増して真剣に練習に取り組む姿は、彼の1位に対する熱い思いの表れだったのかもしれない。本番ではキレのあるダイナミックな動きで観客を魅了した(1:32~1:55)。
第3回順位発表式では再び1位となった川尻。安定した実力で、人気を確固たるものにした。
最終回では、惜しくも2位となった川尻蓮。悔しさをにじませたものの、「デビューした後も恩返ししていくので、これからもついてきてください」と、頼もしいコメントを残した。
3位 川西拓実
川西拓実は兵庫県出身の20歳。ダンス、歌、ラップ、すべてが未経験の川西だったが、圧倒的なセンスで人気を集めた。
川西拓実は公式サイトでプロフィール写真が公開されるや否や、その美しいビジュアルで話題となった。
【川西 拓実(Kawanishi Takumi)】パフォーマンスまとめ|PRODUCE 101 JAPAN
YouTubeで公開されている「ツカメ~It’s Coming~」の推しカメラでは、優れた表現力を披露。まるで現役アイドルであるかのような完成度の高いパフォーマンスに注目が集まった(0:25~0:40)。
ポジション評価では豆原一成と共に「DNA」を披露。冒頭の表情がカッコよすぎると大きな話題を呼んだ(0:41~1:02)。
第1回順位発表式では3位に。常にトップを目指してきた川西。スピーチでは「これからも成長した姿を見せられるように、頑張るので、僕をトップへ連れて行ってください」とコメントした。
グループ評価では川尻蓮と共に「RAISE THE FLAG」をパフォーマンス。センターに挑戦し、圧倒的な存在感を見せた(1:02~1:27)。現場の国民プロデューサーによる投票では、得票数個人総合1位に輝いた。
第2回順位発表式では、念願の1位に。「僕を信じてくれてありがとうございます」と、国民プロデューサーに感謝の言葉を述べた。
コンセプト評価では、豆原、川尻と共に「DOMINO」を披露。ダンス未経験であったとは思えない軽やかなターンが注目を浴びた(1:28~2:04)。
第3回順位発表式では、なんと5位に転落。涙を流しながら「皆さん僕を信じてついてきてください」とコメントした。
常にトップを目指してきた川西拓実。最終回では、無事デビューすることができたものの惜しくも3位に。順位発表式では、3位の席に座った後、うつむいて肩を震わせながら泣いていた。彼の涙は安堵と悔しさ、どちらの涙だったのだろうか。
圧倒的存在感を誇る3人
圧倒的な人気を誇る、豆原一成、川尻蓮、川西拓実。彼らは「JO1」デビュー後も、チームを引っ張っていく存在になるだろう。これからも、彼らの更なる活躍を期待したい。