2019年もたくさんのK-POPスターが出演し話題を集めた、韓国の音楽授賞式Melon Music Awards(メロンミュージックアワード / MMA)。
この授賞式の大トリは、いまや世界的な人気を誇るボーイズグループBTS(防弾少年団)が務めた。彼らは4曲のステージと、ソロパフォーマンスを披露。他のアーティストの持ち時間が約10分ほどなのに対し、BTSは約40分間にわたるパフォーマンスを繰り広げた。
ステージには100人以上のダンサーや外国人、さらには馬まで登場。彼らのパフォーマンスを見た一部ファンの間では「BTSの歴史の中で、史上最強に派手なステージだった」なんて声も出ているほどの圧倒的なスケールだった。
▼MMA_BTSパフォーマンスフル映像
単独コンサートでも見せたことのないような、史上最強のステージを完ぺきに披露したBTSだったが、やはり彼らにかかる負担は相当なものだったようだ。
史上最強のステージが終了し照明が暗くなった瞬間の様子をファンのカメラが収めていた。その時の彼らの姿があまりにもツラそうだと話題になっている。
▼パフォーマンス終了は4:56~
最後の曲は、机と椅子を使用したパフォーマンスが印象的な「dionysus」だった。振付がかなりハードで、立ったりしゃがみこんだりと体力の消耗が多い楽曲の一つだ。この曲をエンディングに持ってくるのもすごいのだが、BTSはここに加えて「N.O」をミックスさせ、MMAオリジナルのパフォーマンスを披露した。
いよいよクライマックスになりステージが暗くなった瞬間、先ほどまで決めポーズをしていたメンバー達が「やっと息が吸える」と大きく深呼吸をし呼吸を整え始めた。見ていて心が痛くなるほど、ひどく疲れきっているように見える。
ジンとVは座っていた椅子の背もたれに体を預け、RMとジミンは前のめりになった。特に、ジミンは決めポーズの時から表情管理が不可能な状況で、今にも酸欠で倒れてしまいそうだ。
ジミンが重い腰を起こすと、その近くには同い年で親友のVがいた。ジミンはVの腕を掴み、Vはジミンの腰を支えて退場した。まさに彼らはこのステージで完全に燃え尽きたようだ。
同日の受賞コメントでは最年長のジンが「アーミー(ファン名)のためなら、本当にこの体が壊れても全力で踊ります」(ジン)と宣言。
彼らが世界が認めるトップアーティストになったのは、こういった全身全霊を捧げた全力パフォーマンスが大きな理由の一つだろう。
アーミーは彼らの体を心配しつつも、ベストを尽くして踊りきるBTSの姿に感動している。