GYAOで公開中の人気オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」。この番組は101人の練習生の中から、国民プロデューサー(視聴者)の投票によってデビューする11人を決める番組だ。
11月21日には、第9話が放送された。第9話では、コンセプト評価の様子が放送されている。
コンセプト評価とは、番組オリジナル制作の5曲の中から、振り当てられた曲でパフォーマンスを披露し評価を受けるテスト。各チーム7人でパフォーマンスを行う。
今回は、「Black Out」と「やんちゃBOYやんちゃGIRL」のステージが放送された。
Black Out
「Black Out」は去ってしまった恋人を思う気持ちを歌ったセクシーな楽曲。メンバーは、大澤駿弥、キム・ヒチョン、本田康祐、安藤誠明、與那城奨、金城碧海、佐野文哉だ。ダンスが得意な本田康祐と佐野文哉、ボーカルの得意な安藤誠明と與那城奨がいる、かなりバランスの良いチームとなっている。
今回、番組でフォーカスを当てられたのは大澤駿弥。彼は独特なキャラクターで人気を集めている練習生だ。
大澤は最初に志望したボーカルパートを與那城に譲り、ラップパートを担当することになった。チームで結果を残すために、とポジションを譲った大澤だが、ラップがなかなかうまくできない。
滑舌やリズムはとれているが、声の出し方や歌い方がつかめないようで、練習でもレコーディングでも、終始自信なさげな表情を見せていた。
しかし、ボーカルトレーナーに歌い方を指摘されたのをきっかけに、声の出し方を変える工夫を始めた大澤。キム・ヒチョンや金城碧海を中心とした他のメンバーの助けを借りて徐々に自信をつけていった。
本番では、得意の表情演技はもちろん、曲に合った声のトーンでラップを披露。努力の成果が発揮されている。
PRODUCE 101 JAPAN|♫Black Out@#9コンセプトバトル
やんちゃBOYやんちゃGIRL
「やんちゃBOYやんちゃGIRL」は、タイトルの通り、やんちゃでかわいらしい曲だ。
メンバーは、宮島優心、今西正彦、小松倖真、佐藤隆二、北川玲叶、福地正と大平祥生。みんなの弟のようなキャラクターをしている、いわゆる「バブ枠」の練習生たちが多く集まっている。
大平はもともと「DOMINO」という曲でパフォーマンスをする予定だったが、練習生同士の投票によって放出となりこの曲を担当することになった。
途中で移動となったため大平は他の練習生よりも短い時間でダンスと歌を覚えなければならない。彼は全体練習の後、一人で自主練を続けた。
ところが、そんな彼を見て他のメンバーも自主練を始める。大平をサポートしに来たのだ。新しく入ってきた大平を手伝いながら、みんなでパフォーマンスを作り上げる姿に視聴者も感動したことだろう。
本番では、メンバーのかわいらしさとグループの仲の良さが感じられるステージを披露している。
PRODUCE 101 JAPAN|♫やんちゃBOY やんちゃGIRL@#9コンセプトバトル
衝撃の順位変動
番組の終盤では9週目の得票ランキングが公開された。ところが、このランキングが先週のランキングからかなり大きな変動を見せている。
順位が急上昇した練習生たち
まずは、中~下位層にいた練習生の急上昇。前回34位であった佐野文哉はなんと13位ランクアップして21位に。彼はダンス志望でオーディションを受けた練習生だが、ボーカルや表情演技などで毎回成長をみせている。彼の努力と伸びしろが多くの視聴者の心を動かしたのかもしれない。
その他にも、白岩瑠姫は13位から4位に、上原潤は12位から5位に、與那城奨は17位から8位に急上昇している。
順位が急降下した練習生たち
今回の順位変動で最も話題になったのは、前回のランキングでデビュー圏内にいた練習生が圏外にランクダウンしたことだ。
前回のランキングで1位だった川西拓実は12位、5位だったキム・ヒチョンは14位、8位だった大澤駿弥は19位となった。
この大きな変動は、投票が「2ピック制度」に変わったことが大きく影響していそうだ。これまでは11人投票することが出来たため、自分の推しのほかに、チームに入れたい練習生にも投票することが出来た。
しかし、今回からは2人しか選ぶことが出来ない。その結果、彼らを一番に推している国民プロデューサー以外の票が離れたのだろう。
かなり動いたランキングを見て、練習生たちも国民プロデューサーたちもかなり動揺しているだろうが、これが最終ランキングというわけではない。急上昇した練習生も、急降下した練習生も、次回のランキングでまた大きな変動を見せる可能性がある。
今後、第10話ではコンセプト評価の続きを、第11回の放送では次の順位発表を放送すると考えられる。次回の順位発表ではどんな結果が出るだろうか。