韓国の大人気ボーイズグループBTS(防弾少年団)の大ヒット曲「Fake Love」の盗作だと、イタリアの歌手の楽曲が物議をかもしている。
10月29日、イタリアの歌手 Seiellは新曲「Scenne Nennè」をリリース。SpotifyやAmazon Music、YouTubeなどで配信され、多くのファンの心を掴んだ。
しかし、あるARMY(BTSのファン)は同曲がBTSの大ヒット曲「Fake Love」にそっくりだと指摘。ツイッターで映像とともに拡散され、すぐにファンの間で話題になった。
実際に聴いてみると、歌いだし部分からコーラスパートまで、多少アレンジを加わっているもののメロディは、ほぼ「Fake Love」と一緒だ。
OH YOU HAVE TO BE KIDDING ME… pic.twitter.com/8MePA5HJ2m
— m. (@cultmins) November 6, 2019
しかし、同曲の詳細欄にはBTSやBigHitの作曲家のクレジットは付いておらず、 「Carmine Luongo」と「Luigi Grimadi」と全く別の人物の名前が掲載されている。
これにはARMYも大激怒。盗作を訴えるコメントを大量に投稿し、猛抗議している。
「なにこれ、完全に『Fake Love』じゃん」
「Seilleさん、Fake Loveは名曲だから使いたい気持ちはわかる。でも自分で書いたことにしちゃダメでしょ」
「私のARMYじゃない友達でさえ、この曲BTSの曲みたいって言ってたよ」
「こんな仕打ちないわ」
すると、SeiellはすぐにYouTubeの表記を変更。「Seielle – “Scenne Nennè”(BTS RMX Fake Love)」とタイトルを書き替え、概要欄にBTSの「Fake Love」のミュージックビデオをリンクを掲載。しかし、BTSやBigHitにお金を払わない限り違法だという声が相次ぎ、結局、YouTubeから動画を削除した。