イギリス初の人気ボーイバンド ワン・ダイレクション(1D)の生みの親である音楽プロデューサー サイモン・コーウェルが、イギリス版のK-POPグループを輩出する番組を企画しているようだ。
今や爆発的な人気を博し、世界中にファンをもつK-POP。BTS(防弾少年団)やBLACKPINK、TWICEを筆頭にグローバルスターとしての地位を確立し、これまでにないほどの盛り上がりを見せている。
そんなK-POPの人気ぶりには、これまで1Dやリトル・ミックス、フィフス・ハーモニーなど、数々の人気グループを世に送り出してきたサイモン・コーウェルも目を付けている様子。次世代を引っ張るガールズグループやボーイズグループを輩出するオーディション新番組「X Factor The Band」のローンチを計画していることが明らかになった。
The Sunのインタビューでサイモンは、「大人気のBTSなどのK-POPのアーティストと競えるような、新しいポップスターを見つけたい」とコメント。K-POPの急激な成長ぶりとその可能性に気が付き、イギリスのUK-POPも同じようにしたいと考えているという。
「K-POPは世界を制している。これはUK-POPをローンチするバンドを探す番組なんだ」(サイモン・コーウェル)
また番組の勝者が、K-POPのように音楽的に大きなものになることを期待しているようだ。
「レコード契約を勝ち取ることよりも、新しい音楽の波をスタートさせたいんだ。(番組では)1Dやリトル・ミックス、フィフス・ハーモニーのように、グループのメンバーを我々が選抜します。イギリス版のK-POPを代表するような人たちです。常にこのプランはあったんだ、やっと少し動き出しました」(サイモン・コーウェル)
サイモン・コーウェルは、もともと個人でオーディション番組「X Factor」に挑戦者し、脱落の危機にあるがポテンシャルを感じたメンバーを集め、1Dやリトル・ミックス、フィフス・ハーモニーを結成。それぞれを人気アーティストへと導いた。
ちなみにこれに先駆け、2015年、サイモンはラテン界の大物歌手リッキー・マーティンとタッグを組み、ラテン版オーディション番組「ラ・バンダ」をローンチ。勝ち残ったメンバーでボーイズグループ CNCOを結成。「恋のレゲトンレント」のミュージックビデオは脅威の15億回を超える大ヒットを記録している。