世界中で大人気のグループBTS(防弾少年団)のRMのエンディングコメントが話題だ。
10月26日、ソウル蚕室オリンピック競技場にてBTSの単独コンサート「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF THE FINAL」が開催された。
駆けつけた6万人を超えるファンたちは、世界が認めた彼らの圧倒的なパフォーマンスに大興奮。歓声の大きさは韓国中に聞こえそうなほど大きなものだった。
全てのパフォーマンスが終了後、リーダーのRMが話したエンディングコメントに大勢のARMY(ファン)が大号泣する事態が起きたようだ。いったい、どのような言葉だったのだろうか。
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「みなさん元気でしたか?_僕も元気でした。何で聞いたのかというと、すごくみなさんに聞きたかったんですよ。友達にも『元気だった?』ってよく言うでしょう(笑)」
「でも僕、実は昔この言葉が嫌いでした。話すことは多いのに、『なんで同じことばっか聞くんだろう?』そう思っていたんです。でもSNSを見ると、たくさんの人が僕たちに『元気?』と聞いてくれてました。ある日、その言葉を見ていると急に気分がこう…すごく(心に響きました)それで、あ~人間はこうして挨拶を交わすものなのかと気づいたわけですよ」
彼は、たとえ形式的な挨拶だとしても『元気だよ』と軽く答えるのが好きではなかった。まじめな性格であるため元気かと聞かれると深く考えこんでしまい、そもそも、なぜ同じことばかり聞くのだとのだろうと疑問に感じていたようだ。
しかし、ある日を境にこの言葉の本当の目的は元気なのかを真面目に聞いているわけではないことに気づいた。彼は、この言葉の意味がようやく理解できたのだ。
「僕が元気ですか?と聞くとき、みなさんが元気?と聞いてくれるとき。『はい、元気です!』と答えれば、それがその言葉通り本当に『今日も平凡で、ツラくないよ』っていう意味ではないようです。ツラい出来事は今もあって、厳しい言葉は今だに心を痛めつけています。」
「でも、みなさんがいるから僕は、『元気にやっているよ!』って言えるようになりました。だからみなさんは、僕たち7人を元気ですよと言えるようにしてくれる存在であることを忘れないで下さい。それを絶対に覚えていてほしいです」
RMは、若干目に涙を浮かべながらこう締めくくった。
「これからはツラいこと、苦しい言葉、僕たちの意思とは関係なく起きるすべての状況や報道が生まれても、みんなで元気にいきましょう。僕たち、元気に過ごしましょう、わかりましたか?」(RM)