ボーイズグループMBLAQミルが、最近韓国で大きな問題になっている「芸能人のうつ病」について話した。
2009年10月にデビューした5人組ボーイズグループMBLAQのミルは、じょうぜつなトークで一躍バラエティー引っ張りだことなった人物だ。
2011年5月4日にシングル「Your Luv」で日本デビューすると、オリコンデイリーチャート1位、さらにウィークリーチャートでも2位を獲得。リリースイベントでは約46,500人を動員するなど、日本でも知名度が高い。
そんな彼が自身のユーチューブチャンネルにて「なぜ、アイドルはなぜうつ病になりやすいのか」という質問に答えた。うつ病を経験した彼の体験談とは一体どのようなものなのだろうか。
あの人は誰?
「ある日テレビを見ていたら、あれは本当に僕なのかな?と自分をみて疑問が浮かびました。『あれ、僕はこんな人じゃないのにな・・でも撮影だからやったのかな』と自分自身を問い詰めるんです」(ミル)
ミルは、本来の性格とテレビに映る大衆向けのイメージとのギャップに疑問を感じ始めた。コメントを見ると、ファンも同様に考えていることがわかったそうだ。
「ミルはバラエティー番組に出てる時と普段は全然違うね」
彼は大衆が知る、明るくてエナジー溢れるイメージとは正反対の性格で、本当はテンションが低いタイプだそうだ。
「もちろん、どちらも僕なのは間違いないですが疑問が浮かぶんです。みんなは誰を僕だと思っているのかな?あのテレビに映る僕?それとも素の僕?」(ミル)
しばらく考えた末、やはりファンはテレビに映る自分を認識していることに気づいた。そこから彼は本当の性格を隠し始めた。イメージにない本来の性格を表に表現するのが怖かったのだ。その後、あるアクシデントが起こってからは重度のうつ病にかかり2年間外に出られなくなったという。
彼は、友人にうつ病を打ち明けて慰めてほしかった。しかし、「アイドルだから人気もあるのに何がツラいのか。僕のほうがツラいよ」と話す人ばかりで、まともに聞いてくれる人がいなかったそうだ。黄色い歓声を浴びる彼が“ツラい”と打ち明けても、相手にされなかった。ミルは、さらに孤独になった。
最後に動画内でツラい時には人と人で支え合うべきだと強調し、街中ですれ違ったら視聴者の悩みも聞きたいから声を掛けてほしいと話した。
「ツラくて世界に一人残されたような感じがして孤独を感じても、自分のせいにしないでください。誰でもそうなることはあるし、克服できたから成長できたわけですから。絶対に、絶対にあなたのせいではありません」(ミヌ)