人気ガールズグループTWICEが所属する事務所、JYPエンターテインメント創業者「パク・ジニョン」のとある失態がなければBTSが存在しなかった可能性が高かったという事実に、韓国人ARMY(BTSファン)が驚いている。
JYPエンターテインメントとは、何の関係もなさそうなBTSだが一体どういうことなのだろうか。
彼らのデビューの背景には、BTS生みの親「パン・シヒョク」とJYPの創業者「パク・ジニョン」の関係があった。
パン・シヒョクと、パク・ジニョンの接点
BTSが所属するBigHitエンターテインメントの創業者であり、プロデュースを手掛けるパン・シヒョクは、実はJYPにて作曲家として活躍していた時代があった。
韓国一の名門校、ソウル大学に入学し自他共に認める優秀な学生だった彼は音楽活動に積極的に取り組み始める。その才能に目をつけた、JYPエンターテインメントの創設者パク・ジニョンは彼とタッグを組むことを決意した。ちなみに二人は1972年生まれの同い年だ。
JYPを離れたパン・シヒョク
パン・シヒョクは、JYPにて8年間プロデュースについて学んだ後、BTSやその後輩グループTXTが所属する「Big Hitエンターテインメント」を設立。彼がJYPを離れたのはパク・ジニョンによる「靴下事件」がキッカケだったそうだ。
JYPのパク・ジニョンは2011年に自身のファンミーティングにて、アメリカで共同生活中とある失態をしパン・シヒョクがJYPから去ってしまったというエピソードを明かした。
靴下事件
2人はHIP HOPの本場アメリカにて共同生活を行い、過酷な時期を過ごした。そしてある日の喧嘩を境にパン・シヒョクは「ごめん、でもこれは違うと思う」と言い放ち、急遽韓国に帰国したという。
「シヒョクは、夜は作曲をして昼には曲を売っていました。あの日は曲を売るためにロサンゼルスにまで一時間半の道を運転して、かなり疲れていたんだと思います。洗濯担当だったシヒョクは僕が靴下を裏返しで洗濯機に入れたことに腹を立て、僕もストレスが溜まっていたもんだから一時間以上の口論になりました。その喧嘩の後、彼はJYPを去りました」(パク・ジニョン)
ファンミーティングにて当時のことを振り返ったパク・ジニョンは、“靴下を裏返してなければ、出ていかなかっただろうに(笑)”と笑いを誘った。
まとめ
もしもこの靴下事件がなければ、パン・シヒョクはJYPの下で作曲家として「2PM」「GOT7」「TWICE」らのプロデュースをしていたのかもしれない。
つまり、この事件が起きず彼が独立をしなければ、K-POP界の最強アーティストBTSも誕生していなかったことだろう。
JYPを離れ、BTSを生み出したパン・シヒョクと、彼を手放してしまったパク・ジニョン。
ささいな事がキッカケで別れてしまった彼らだが、この靴下事件があったからこそBTSが誕生したともいえるため、ARMYはこの事件があったことをとても感謝している。