9月20日、韓国のメディア 韓国日報は、大人気ボーイズグループBTS（防弾少年団）のメンバーに、兵役についての特別免除は適用されず、軍に入隊する見込みであることを報じた。
韓国では、芸能、スポーツなど特別な才能を持つ国民は、兵役免除の対象になっている。オリンピックでメダルを取得したり、アジアの大会で金メダルを取得したアスリート、音楽の大会（バイオリンやピアノ）の優勝者などが免除の対象。これらの条件に当てはまる人は、基本的な訓練に4週間出席すれば、またそれぞれの分野に戻って活動を続けられるというものだ。
BTSは、海外での活動を積極的に行っており、韓国のアーティストとして史上初となる記録を数々樹立。韓国の文化を世界に発信するポップアイコンとして、大いに貢献してきた。そんな彼らの活躍を受け、兵役免除が議論、検討されてきた。
しかし、最終的に彼らは特に免除を受けずに兵役を遂行することになるようだ。
K-POPアイドルは、年齢に添ってメンバーが順に入隊するのが一般的だが、先日、BTSのメンバー全員はほぼ同じ時期に入隊する可能性があると報じられた。BTSのメンバーは個人での活動よりもグループとしての活動に愛着があるため、グループの空白を最小限に抑えようという意図からだという。
BTSは世界で活躍しているグループというだけあり、兵役問題は兵役という文化がない国のファンにとっても大きな関心ごとになってきているが、いよいよその議論が決着の時を迎えようとしている。兵役の免除に関する政府の公式声明は今月末に発表される見込みだ。
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