9月1日、ガールズグループf(x)のアンバーが、所属するSMエンターテインメントとの契約が終了したことを発表。ファンや関係者の間で衝撃が走った。
f(x)は2015年を境に活動をしていなかったが、今回の発表により、実質的な解散となってしまうようだ。
あらためて、大人気ガールズグループf(x)とはどんなグループだったのか、振り返ってみたい。
▼デビュー曲 (LA chA TA)
f(x)は、少女時代の妹分として満を持してデビューした5人組ガールズグループだ。
彼女たちの楽曲は、どれも聞き覚えのない“新しいスタイル”だった。そのパフォーマンスとf(x)にしかないカラーは世界中のファンを魅了。音楽番組でも1位を獲得し続けた。
しかし、末っ子メンバー「ソルリ」の熱愛スキャンダルと、やる気のなさそうなパフォーマンス映像が露わになると、f(x)の運命が変わりはじめる。ソルリは活動休止の末、2015年にグループから脱退した。
その後、4人体制で4thフルアルバムのタイトル曲「4Walls」でカムバック。この際も見事1位を獲得。4人体制での復活を印象づけた。
▼4人で再出発したf(x)のカムバック映像「4Walls」
▼みごと1位を獲得!
今までも1位を取り続けてきた彼女たちだったが、4人体制になり、様々な不安があったのだろう。1位を獲得できたことが信じられないような表情で、大量の涙を流す姿は感動的だった。
しかし、1位を獲得したにもかかわらず、このカムバック以降、f(x)は活動を休止。メンバーそれぞれが関心のある分野での活躍を開始。2015年以降、ステージに姿を現さなくなってしまったf(x)は、もう実質的な解散かと思われた。
しかし2019年、中国で活動するビクトリアを除くクリスタル、ルナ、アンバーが、8月3日から3日間、東京ドームで開催された「SM TOWNコンサート」で久しぶりにステージに現れたのだ。
この奇跡に多くのファンは感極まり涙を流した。数年ぶりにステージに上がった彼女たちは「LA chA TA」「Hot Summer」「Electric Shock」「4 Walls」などのヒット曲を熱唱。その姿は全世界のファンが待ち望んだ瞬間だった。
帰国後の8月7日、人気メンバーのクリスタルのインタビューが、韓国女性雑誌「URBANLIKE(アーバンライク)39号」に掲載された。そこには驚くべき言葉があった。
▼クリスタル
「踊って歌うことは、もう別にしたくないです。すでにf(x)の時に充分見せてきましたから..」(クリスタル)
インタビューは東京公演の前に受けたものだと思われるが、このインタビューによると彼女はもう一度踊るつもりはなかったようだ。
そして冒頭でお伝えした通り、9月1日、アンバーがSMエンターテインメントと契約を満了したことを発表。久々に元気に揃って姿を見せてくれたf(x)を目の当たりにしたばかりのファンにとっては、復活に向けての一筋の光が見えたばかりだっただけにショックは大きいはずだ。
それにしても『踊って歌いたくない』と言ったクリスタルが、なぜ今回、東京でステージに立ってくれたのだろうか?
もしかすると、3人でステージに立つことは、すでに契約満了にともなうグループ脱退を決めていたアンバーの最後の願いだったのではないだろうか・・。
3人は公演後、とても幸せそうな笑顔の写真を投稿した。
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