BTS(防弾少年団)の最新日本シングル「Lights」のミュージックビデオ(MV)に秘められた“ストーリーの謎”に迫る特集の第3回目。
韓国のアイドルエンタメ情報を発信しているユーチューバー(おしゃべり遵義)による解説を紹介しているが、彼のセオリーは、とても興味深く、信憑性も感じられる。
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これはあくまでも彼の推測に過ぎない。信じるか信じないかはアナタ次第だ。
BTS 「Lights」Official MV
3つ目の謎:メンバーの心情と光の意味
ジンを除いた6人が座っている劇場内でジョングクは眠りにつく。ここでジョングクは夢をみているため=無意識の世界に入ってる状態だ。
一方J-HOPEは劇場から出ていってしまう。J-HOPEは母親に遊園地で置き去りにされた過去がある人物。母親に対する傷やトラウマがあるため、スクリーンを通して自身の無意識(過去)を見つめるのが怖いようだ。
J-HOPE(本名:ホソク)は、恋しそうに空の方向を見つめている。場面が切り替わると、止まった時間の中、廊下にいるメンバーたちを、ジョングクが目もくれずに歩いていく。
ジョングクは自身をスクリーンを通して理解することができたため、兄達に目もくれずに 「しあわせな自分」を形成しようと扉を開ける。
しかしドアを開けると、ジョングクは時が止まり動けなくなってしまう。すると通りすがりのVがジョングクの肩を触る。
ずっと自分の世界で孤独に奮闘していたジョングクは他人の暖かさを始めて感じ、無意識(夢)から解放される。
画面が切り替わるとそこは現実世界の劇場内で、ジンは寝ているジョングクを起こす。ジンは無意識(夢、過去)を経験したメンバーを1人ずつ現実世界に引き戻そうとしているのだ。
現実世界に引き戻す理由は、「幸せのためには自我から抜け出し、他人との関係を繋がなければいけない」ためだ。
一方、時間が止まった無意識の世界にいるジミンは、固まったジョングクとその肩に触れているVに近寄り、Vを抱きしめる。
そしてすぐに画面が切り替わると、その行動はスクリーンの画面に映し出されていた。この出来事はジミンの無意識の世界であった出来事だと明らかになる。
外のベンチに座り楽しそうに話すV、ジミン、ジョングク。お互いを認め合い笑顔で会話しながら床に寝転がる。
スクリーンに映像を映し出す、プロジェクターの光を拡大していく。とてもぼやけているが伝わるだろうか。(右画像)
多くの光の粒子達は、まるで宇宙を探検しているようなイメージをつくりだす。
光は英語で、「Lights」。この曲のタイトルからもうお気付きだろう。スクリーン(7人)を映し出す、この光はARMY(ファン)を指しているのだ。
暗かった7人の心に多くの光が与えられたことで「花様年華」の辛い時期を乗り越え、「LOVE YOURSELF」を通して自身を愛することが出来るようになったメンバー達。
そのARMYという光に囲まれシュガが駐車場を歩くと、そこには6人が地面に寝そべっていた。シュガはメンバーの横に座って思いふける。
画面が切り替わり、シュガはメンバーが過ごす姿をスクリーンを通して確認している。
スクリーンには、ARMYという光に囲まれて走るメンバーの姿が映し出されていた。
シュガは「花様年華」で自殺を企んだ人物。過去の自分を認めて、過ちを許そうと決めたシュガは、周りを明るく照らしてくれるARMYのおかげで6人のメンバーと共に横になった。
また画面が切り替わると、BTSリーダーのRMは、浮いているポップコーンをかき分けて歩いていた。
落ちて飛び散ってしまったポップコーンはBTSの失敗を表す。
そのポップコーン(失敗)をかき分けて突き進むことで「失敗することもあるが、自身の過ちを認めさらに突き進んでいこう」という強いメッセージが込められている。
ジンの見るスクリーン(無意識・夢)の中では、ジン以外の6人のメンバーが出会う姿が映し出される。
ジンは「花様年華シリーズ」でタイムループをし、たった1人でメンバーを救おうとした過去を持つ人物だ。
さらに、メンバーたちが楽しそうに遊んでいるシーンが次々と映し出され、先頭にいたRMが赤い大きなドアを開けると、ジンの姿が。
ジンがメンバーと一緒に歩むために努力した結果、メンバー達は自身を受け入れ愛すことができるようになった。
お互いの傷や痛み、無意識や過去の出来事を認め、7人は現在も共にすごしている。
ついにMVのラストシーン。BTSは、スクリーンを見て笑っている。
BTSは自分たちの過去の出来事をメンバーたちで笑って過ごせるほど、自分に自信がつき他人との関係も築けるようになったのだ。
いよいよハッピーエンドで幕を閉じるかと思いきや、最後の最後でジョングクとジミンの表情がガラッと変わった。まるで”何かを発見した”ような表情を浮かべている。
「未だ解決できていない何かがまだある」というメッセージを残し、上映は終了した。
それが一体なにかは次のカムバックで明らかになるだろう。
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