韓国の4大芸能事務所、2024年の業績は低迷! YGは赤字に転落か…HYBE・SM・JYPも利益減少!? BTSとBLACKPINKの不在が原因か…SEVENTEENのCDすら売れなくなった? その要因を徹底考察

韓国の4大芸能事務所 NEWS
韓国の4大芸能事務所

SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、HYBE。韓国のエンターテインメント企業 大手4社の2024年の年間財務予測を朝鮮日報が報じた。

結論から言うと、これら4大芸能事務所の2024年は厳しい年だったと見られている。

BTS(防弾少年団)BLACKPINKのような世界的大スターによる知的財産(IP)がラインナップに含まれていないことが、財務実績に重くのしかかり、2024年は厳しい年になるだろうと見られている。しかし、アナリストは、2025年後半には大物アーティストが復帰するため、業績は回復すると予測しているという。

HYBE・SM・JYPは、売上増だが営業利益が減少…YGは赤字か!?

金融データ会社FNガイドの1月21日(火)の発表によると、2023年に売上高2兆ウォン(約2,170億円)を初めて突破したHYBEは、2024年に2兆1,961億ウォン(約2,383億円)の売上高を上げ、過去最大の業績を更新する見通しだ。つまり売上高は前年より0.8%増加となる。ただし、営業利益は2956億ウォン(約321億円)から2037億ウォン(約221億円)に下がり、31%減少すると推定される。

SMエンターテインメントの状況も同様だ。2024年のSMの売上高の見通しは9,760億ウォン(約1,058億円)で前年の9,611億ウォン(約1,043億円)より1.6%増加するとみられるが、営業利益は756億ウォン(約82億円)で前年より33.4%減少すると集計された。

業績の打撃が比較的少ないというJYPエンターテインメントも、やはり売上高は5,648億(約613億円)ウォンで前年と同程度となり、営業利益は1,279億ウォン(約139円)で前年比24.5%減少すると予想される。

YGエンターテインメントは、大手4社の中で最も業績不振になるだろうと予想されている。同社の収益は2023年の5,692億ウォン(約618億円)から2024年には3,683億ウォン(約400億円)まで減少し、営業損失は226億ウォン(約25億円)となり、2022年以前の水準に戻ると予想された。やはりBLACKPINKの不在が大きいとみられる。

4社のうち、2024年に赤字を計上すると見込まれるのはYGエンターテインメントのみ。これを受けて、1月17日にYGは「本業である音楽に集中するために事業構造再編を行い、俳優マネジメント事業を終了する」と発表した。契約満了時に24人の俳優を退社させると予定だという。YGは、2025年には音楽業界でのリーダーシップを強化する計画だ。

アルバムが売れない! その要因は?

エンターテインメント業界の苦戦の大きな要因は、アルバム販売の低迷だ。中国ではファン主導での芸能人向けの資金調達に対する規制が厳しくなり、K-POPファンによるアルバムの大量購入が減少している。さらに、NewJeansをめぐるHYBE幹部とADOR元CEOのミン・ヒジンとの長期にわたる論争の中で「アルバムの押し売り」という過度なマーケティング競争が問題視されたため、これを自制したと見られる。

韓国音楽コンテンツ協会「サークルチャート」によると、2024年のアルバム売上は前年比17.7%減の9,890万枚で、2023年の1億2020万枚から減少した。例えば、SEVENTEENのアルバム累計売上は2023年の1,600万枚から2024年には896万枚に減少。300万枚以上を売り上げたグループの数は11から7に減少し、1つのアルバムの売上が500万枚を超えたグループはなかったという。

芸能事務所が次世代K-POPスター発掘のために新人グループ育成に投資を増やし、その費用が増加したことも収益悪化の背景だという。YGは多国籍ガールズグループBABYMONSTERをデビューさせ、SMはイギリスのボーイズグループdearALICEを立ち上げた。HYBEはGeffenとの共同企画で、米国を拠点とするK-POPグループKATSEYEをローンチした。これらの取り組みにより、初期投資が増加したと見られる。

2023年11月にデビューしたBABYMONSTER

2025年後半には、BTSとBLACKPINKが活動再開!

しかし専門家らは、BTSBLACKPINKのグループ活動が再開される予定であることから、2025年後半には改善が見込まれると予想している。さらに、HYBEのILLIT、PLEDISエンターテインメントのTWS、SMのNCT WISHなどの新人グループも収益を上げ始めると見込んでいる。

2024年3月にデビューしたILLIT

専門家は、K-POPが長期的な成長を確実にするためには、「第2のBTS」のような革新的なアーティストが必要だと強調している。

慶北大学経営学部のイ・ジャンウ教授によると、「新しい概念の新人が持続的に出なければK-POPが発展することはできないが、投資費用はますます高くなり、これを回収する方法も標準契約書の改定で7年になり、難しくなった」とし、「BTSは中小規模の制作会社だったBig Hit エンターテインメント(HYBEの前身)から出てきた。大企業だけでなく、中小企業もいくらでもこのようなアーティストを出すことができる規制改革とインセンティブが切実な時期だ」と指摘した。

出典:‘민희진 갈등’ 하이브, ‘블핑’ 없는 YG… 엔터 4사, 고난의 해 넘겼다 – 조선비즈

KPOP monster SNSをフォロー!
テキストのコピーはできません。