今や世界的に大きなファン層を持っているK-POP。日本でもBTS(防弾少年団)やTWICE、BLACKPINKをはじめとするK-POPグループが大人気。
特に大人気ガールズグループTWICEの成功を受け、ここ最近では日本人など外国籍のメンバーが所属するグループも圧倒的に増えてきたため、K-POPアイドルを目指す日本人も急増しているようだ。
シンガーポールのメディア CNA Insiderは、6月12日、「K-POPアイドルのなりかた:外国人の練習生としての生活」と題した特集動画を公開。K-POPアイドルを夢見て、日々トレーニングを続けている日本人練習生の姿を紹介した。
今回フォーカスされたのは、STARROADエンターテインメントに所属している日本人練習生 ヤナギ・ミズホ(24)。1年前にオーディションに合格しアイドル練習生になった。そして昨年末、K-POPアイドルとしてデビューできるか、それとも練習生としての契約を終了するかが決まる、重要な年末の評価を受けた。映像ではその様子が公開された。
まず課題として挙げられたのが、体重制限。K-POPアイドルの練習生の体重制限はかなり厳しく、50キロ以下の減量が要求されるという。過去に、TWICEのモモやサナ、MOMOLANDのナンシーも辛いダイエットを経験したことを明かしている。
ミズホはその課題をクリアするため、朝、夜は食事を抜き、昼はサラダだけを食べるという生活を続けた結果、力が沸かず、貧血になったり、時には死を覚悟したこともあったと衝撃的な告白をしている。
またどんなに体調がすぐれないときでも決してトレーニングを休むことはない。K-POPアイドルのパフォーマンスの特徴である一糸乱れぬダンスを披露するには練習が必要不可欠。1日のほとんどの時間をレクチャーやダンスレッスン、グループでの練習、自主練に費やしているそうだ。
さらに日本人であるミズホは、少なくとも1日3時間は韓国語の勉強に時間を充てているという。
評価の最終日、ボーカル、ラップ、ダンス、ビジュアル、それぞれの部門でもっとも高い評価を得た練習生たちで構成されるグループが結成され、来年デビューすることが発表された。練習生たちは全力で最後の評価課題に挑む。
しかしパフォーマンスの評価では、「チケットを買ってコンサートに行った観客として見ていたけど、払い戻しを要求したくなった」とかなり厳しい評価を受けるなど、厳しいコメントが連発される。
注目のミズホだが、歌声と発音の良さを高く評価されるものの、歌に感情がこもっていないと指摘され、残念ながらデビューの候補生に選ばれることはなかった。
この映像が公開され、K-POPアイドルの練習生の壮絶なトレーニング風景の様子が披露されると、世界中から大きな反響が寄せられている。
「ここまで、辛い思いをしてアイドルになっているのね、ビックリした」
「あんなにがんばっても、評価がとても厳しい」
「とてもガッカリした、人間らしいやり方とは言えない」
「アイドルはそこまで完璧で欠点のないように、トレーニングされるべきじゃない。それはかなり難しいことだし、不可能だ。そんなに求めてはダメ」
「こんなんなら、私が事務所を立ち上げて、彼女たちをデビューさせてあげる」
また、練習を積み重ね、最高のパフォーマンスを披露しようという努力は大事だが、生活に支障をきたすような無理なダイエットを強要するのは、おかしいのではないかといった意見も多く見られる。
【動画】How To Become A K-Pop Idol: Life As A Foreign Trainee
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