K-POPファンの皆さんは、毎日のようにK-POPを聞いていると思います! 流行りの曲はもちろんチェックしていることでしょうし、推しの曲はもちろん掛け声までマスターしていることでしょう。
最近では日本でもオーディション番組/サバイバル番組が大人気ですが、「またあの曲?」というくらい、定番の課題曲がありますよね? またKCONなどのK-POPイベントや、年末の歌謡祭・歌謡授賞式で、新人グループがカバーしている曲の中でも「これ知ってる!」という定番曲が。
今回は、K-POPファンのみならずK-POPアイドルらにも愛される、そんな「神曲」をご紹介。ミュージックビデオ再生回数億超えのヒット曲から、ライブの定番曲、ロングセラー曲など、移り変わりが激しい流動的なK-POP界で、何度もリピートされ人々から愛されている「神曲」を、ボーイズグループから10曲、ガールズグループから10曲チョイス。
ボーイズグループ
まずはボーイズグループの「神曲」を10曲チョイス。BTS(防弾少年団)やSEVENTEEN、Stray Kidsなど今もっとも人気のあるグループから、リリースから10年以上の時を経ても多くのアーティストからカバーされるBIGBANGやSUPER JUNIORの名曲まで。
BTS(防弾少年団)「春の日 (Spring Day)」
BTSの神曲をまず紹介しよう。「Dynamite」のMVは視聴回数17億超えと、世界的モンスター級の人気を誇るBTS。「Butter」など、ヒット曲は数え切れないほどあるが、K-POPファンに愛されている曲の1つが、この「春の日 (Spring Day)」だ。
2017年に発売したアルバム『WINGS外伝: You Never Walk Alone』のタイトル曲で、ARMY(BTSのファン)の間で非常に人気の高い曲。ラジオでのBTS特集では1・2位を争うほどのBTSの代表曲で多くの人から愛されている。この曲は、2014年4月に起きたセウォル号沈没事故を題材にしていると言われ、「보고 싶다(ポゴシプタ=会いたい)」という歌詞が胸を打つバラード。
流行り廃りの激しいK-POP界で、2017年の発売から4年間も韓国の音楽配信の最大手であるMelon(メロン)の100位以内にチャートインし続けた。さらに2023年の今、12月12日から14日午前8時までの集計で日本、ドイツ、英国、フランスなどをはじめ、計83の国と地域のiTunesトップソングチャートで1位を獲得。入隊したメンバーらを想うファンの恋しさが伝わるほどの再ヒットとなっている。まさに神曲だ。
SEVENTEEN「VERY NICE」
SEVENTEENの神曲ご紹介! こちらも「Don’t Wanna Cry」「SUPER(손오공)」などMV再生回数億超えのヒット曲連発の、K-POP界を代表する超人気グループだ。しかしそんなSEVENTEENのヒット曲の中でも、絶対に外せない神曲は「VERY NICE」だ。
これはCARAT(SEVENTEENのファン)ならば異論はないはず。なぜならSEVENTEENのコンサートといえば、「VERY NICE」のENDLESSアンコールで締めくくられるからだ。もはや伝統芸とも言える「無限アジュナイス」。
MVの再生回数は1億超えと、SEVENTEENファン以外にも知られるほどの定番曲。もしコンサートに行く機会があれば、全力で踊って楽しもう。
Stray Kids「God’s Menu」
Stray Kidsといえば、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気グループだ。アメリカで最も権威のある音楽チャート「ビルボード」のアルバムチャート「ビルボード200」にて、4作連続で全米1位を獲得。4作連続で初登場1位を獲得したのは、米人気歌手アリシア・キーズ以来、なんと16年ぶりとなる大記録。K-POPアーティストとしては初となる快挙を達成したのだ。
そんな全米No.1アーティストとなったStray Kidsの神曲といえば「God’s Menu」。一度聴くと忘れられないメロディーや独創的な歌詞、革新的なパフォーマンスによって、Stray Kidsのアイデンティティを確立させた楽曲だ。Stray Kidsの楽曲はMV再生回数が億超えのものが数多くあるが、4億回を達成(2023年12月22日現在)しているのは「God’s Menu」だけ。
NCT127「英雄; Kick It」
NCT127をよく知らない人でさえ、この曲は知っているのではないだろうか。パンチのあるイントロから始まり、中国武術風の振り付けに、「ブルース・リー」と連呼する歌詞・・・斬新かつ、迫力満点なパフォーマンスのこの曲は、MVが公開されるやいなや、各国のYouTubeの「急上昇ランキング」に次々とランクインし、再生数はグループ史上最速スピードとなった。Twitter(現:X)では、ハッシュタグ“#KickItWithNCT127”がワールドトレンド1位を獲得。
この「英雄; Kick It」は、2000年3月29日に放送された韓国の音楽番組『Music Bank』では、あのBTS(防弾少年団)と1位を争い、見事に1位を獲得した。
この「英雄; Kick It」ほど、サバイバル番組で数多くの練習生に愛された曲はないかもしれない。しかも多くの練習生をデビューへと導いており、練習生にとっても「神曲」となりつつある。『BOYS PLANE』でカバーしたハンユジン、キムギュビン、リッキー、ジャンハオは同番組でメンバーに選出されZEROBASEONEとしてデビュー。『Girls Planet 999|少女祭典』では当時無名に近かったヨンウンが同曲のカバーで圧巻の実力を見せつけ、みごとKep1erとしてデビューした。さらに中国のオーディション番組『青春有你』でも練習生らにカバーされ、BLACKPINK リサが指導にあたるシーンは大きな話題となった。
TREASURE「직진(JIKJIN)」
TREASUREは2018年11月より放送されたサバイバル番組『YG宝石箱』でデビューメンバーが決まったグループだが、不幸にも所属事務所YGエンターテインメント代表ヤン・ヒョンソク氏や先輩グループBIGBANG V.Iのスキャンダルにより、デビューがなかなか確定しなかった。サバイバル番組が終了してからデビューが長引けば長引くほど、通常ファンは離れていく。
しかし2020年8月7日にようやくTREASUREがデビューすると、待ちわびたファンによるハッシュタグ「#TREASURE_DEBUT_DDAY」がSNSにあふれた。さらにTEASUREはデビューからたったの5か月足らずでCDの累積売上100万枚を突破。そんな彼らの爆発的な人気に火を付けたのが「직진(JIKJIN)」だ。
「직진」とは日本語で「直進」を意味し、疾走感のあるパフォーマンスが話題となった。同曲でTREASUREは、韓国音楽番組で初の1位を獲得。さらに同曲は韓国のみならず、日本でもオリコン1位の大ヒットとなった。
iKON「LOVE SCENARIO」
iKONといえば「LOVE SCENARIO」と言われるほどの代表曲であり、MV再生回数は6億回を超えている。韓国ではK-POPファンだけでなく大衆にも愛され、小中学生も巻き込んだ人気をなったたまさに「神曲」である。韓国の大手音楽ストリーミングサイトMelOnのデイリーランキングで42日間連続で1位を獲得。当時、ボーイズグループとしては10年ぶりとなる最長期間の1位を記録した。
米Epic Games社の世界的人気オンラインゲーム「フォートナイト」でも「LOVE SCENARIO」が使用されており、限定スキン(コスチューム)「iKONIK(アイコニック=iKONのファン名)」まで登場。K-POPの枠を超えたグローバルな人気を誇っている。
もちろん、同曲には日本語バージョンも存在する。「恋に落ちた 僕たちは 消えはしない思い出になる」・・あまりにも有名な一節なので、韓国の曲だと知らなかった人もいるほど。
EXO「LOVE SHOT」
EXOほど「神曲」を持つグループはいないかもしれない。タイトル曲のみならず、アルバム収録曲さえヒットさせるK-POP界の圧倒的ヒットメーカーだ。しかし、この「LOVE SHOT」は他の曲とは格が違う。世界60ヵ国の音楽チャートで1位を獲得。韓国の主要音楽チャートでも首位を独占した。
また、素肌にジャケットという斬新な衣装が大きな話題に。2018年12月14日放送の『Music Bank』出演時のパフォーマンスは再生回数1000万回超えという驚異の記録を誇っている。あまりにもセクシーなパフォーマンスは圧巻の一言。
さらに「LOVE SHOT」をカバーしたアーティストは数知れず。LE SSERAFIMは「KCON 2022 JAPAN」でジャケットの下から美しい腹筋を披露。SF9は「KCON 2019 NY」でセクシーすぎる「LOVE SHOT」のカバーを披露。どちらもKCONの会場を大きく沸かせた。他にもStray Kidsヒョンジン、THE BOYZ、EVERGROW、CIX、WEiなど多くのアーティストがカバーしている。
BTOB「恋しくて(Missing You)」
BTOBといえば抜群の歌唱力を誇り、特にバラードに定評のあるグループだ。彼らの代表曲「恋しくて(Missing You)」もまた、韓国で広く愛されている。BTOBメンバーのヒョンシクが作った曲であり、ヒョンシク自身もこの曲ができたときに「神曲だ」と感じたそう。リリースするなり音楽番組で7冠を達成したBTOB最大のヒット曲でもある。
韓国語のタイトルは「그리워하다(クリウォハダ=恋しい)」で、歌詞に何度も「너를 그리워하다(君を恋しく思う)」というフレーズが出てくる。シンプルで歌いやすいフレーズながら、多くの人の胸を打つこの曲は今もなお広く愛されている。
BIGBANG「HARU HARU (하루하루)」
BIGBANG最大のヒット曲は「뱅뱅뱅 (BANG BANG BANG)」だが、「HARU HARU (하루하루)」は多くのファンに愛されている。また、ファンのみならず大衆人気もズバ抜けており、韓国で最も売れた曲のひとつといわれている。
「HARU HARU (하루하루)」は、恋人との別れを描いた歌詞とバラード調の旋律が美しい曲だが、この曲が「神曲」であるゆえんはそのMVである。とつぜん離れていった彼女に対し、戸惑いもがき苦しむ主人公。しかしMVの終盤で主人公は友人たちから衝撃の事実を知らされる。そして愛し合う恋人同士は永遠の別れへ…涙なしでは見られないと大きな話題となった。
2008年のリリースから15年経った今もなお「泣ける曲」として、この曲をあげるK-POPファンは多い。「神曲」中の「神曲」かもしれない。
SUPER JUNIOR「SORRY, SORRY」
SUPER JUNIORが爆発的に売れるきっかけとなった曲でもあり、これぞSUPER JUNIORな曲でもある。「sorry sorry sorry sorry …」というフレーズが耳に残り、中毒性のあるメロディーが受験勉強の妨げとなることから、受験生が聴くことを禁止されている「受験禁止曲」の定番でもある(もちろん公式的に認定されるわけではなく、学生たちの間で言い伝えられているもの)。裏を返せば、それほどまでに大衆人気を博した曲ともいえる。
リリースから何年経っても多数のアイドルからカバーされており、EXOは「2014 ゴールデンディスクアワード」で、BTSは「2016 DMCフェスティバル」で、NCTは「Mcountdown」で、SEVENTEENは「2015 DMCフェスティバル」で、STAYCは「KCON 2022 SAUDI ARABIA」で…数えればキリがないほど、多くのアーティストに長期にわたって愛されている。
ガールズグループ
いつにも増して、ここ数年はガールズグループ人気が吹き荒れている。NewJeans、IVE、aespa…日本のみならずアメリカやイギリスの音楽フェスに招待されるグループも増え、まさにグローバルでの人気を誇るK-POP! 最近の人気曲から、K-POPの歴史を変えたとも言えるTWICEや少女時代、2NE1の名曲まで。「神曲」10曲をピックアップ!
NewJeans「Ditto」
NewJeans旋風が吹き荒れているといっても過言ではないほど、世界中で大ブレイク中の彼女たち。リリースする曲は軒並みヒット。もはやNewJeansの曲すべてが神曲ではないかと思えるほどだ。
特に「Ditto」は、韓国のMelonウィークリーチャートで3か月連続で1位を記録し、2004年11月にMelonが設立されて以来初の快挙を達成した。あのBTSの大ヒット曲「Dynamite」でさえも、10週連続での1位は維持することはできなかった(断続的に獲得した首位の回数は10回を超えている)。さらに現地プロモーションなしで米ビルボードのシングルチャート「HOT 100」にも5週連続ランクイン。
驚異的な人気を誇るNewJeansは今後も「神曲」をリリースするに違いない。
Fifty Fifty「Cupid」
FIFTY FIFTYの「Cupid」は、2023年2月23日にリリースされるやいなや、アメリカやイギリスなど世界中で大ヒット。しかも驚くべきことに、FIFTY FIFTYは、2022年11月にデビューした4人組ガールズグループで、所属事務所のATTRAKTは2021年に設立されたばかりの中小事務所である。この「Cupid」はアメリカで最も権威のある音楽チャート「Billboard Hot 100」にランクイン。FIFTY FIFTYはデビューから4カ月だったため、これはK-POP史上最速の快挙となり「中小事務所の奇跡」と言われた。
しかし、そんな史上空前の大ヒット曲を生み出したFIFTY FIFTYのメンバーと、所属事務所ATTRAKTが対立。2023年6月、事務所に対しメンバー全員が専属契約効力停止処分申請を提出。しかし、その後メンバーのキナが訴えを取り下げ事務所に復帰。2023年11月19日(現地時間)に行われた、アメリカの音楽授賞式「2023 ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)」にはキナ1人が出席した。
「Cupid」はまちがいなくK-POP史に残るであろう「神曲」であるだけに、メンバー4人のうち3人が離脱するという展開に、多くのファンが悲しんだ。
(G)I-DLE「TOMBOY」
(G)I-DLEの2022年の大ヒット曲「TOMBOY」は、「男性らしい」「女性らしい」といった本質的な偏見をも破りたいと思って作られた曲だそう。(G)I-DLEの曲はメンバーのソヨンが手がけていることが多く、「君が考える女らしさに合わせるくらいならいっそ私をTOMBOY※とでも呼べば?」というメッセージが込められている(※TOMBOYとは“おてんば”や“ボーイッシュ”という意味)。
そのため、歌詞には過激な表現も多い。2022年5月にドイツ・フランクフルトで開催されたK-POPフェスティバル「KPOP. FLEX」では、サビに含まれた「放送禁止用語(Fワード)」を観客が大合唱。「偏見を破る」というコンセプトで作られたこの「TOMBOY」は、このFワードが入ってこそだとファンの間で絶賛された。
社会性の高い歌詞と彼女達のかっこよさがマッチした「TOMBOY」は、多くの支持を集めパーフェクトオールキルを達成。パーフェクトオールキルとは、韓国の主要音楽ストリーミングプラットフォームであるMelon、Genie Music、YouTube Music、FLO、VIBE、Bugs、iChartにおいてリアルタイム、デイリー、週間のすべてのチャートを制覇することだ。なお、(G)I-DLEは続く「Nxde」と「Queencard」でもパーフェクトオールキルを達成している。
IVE「After LIKE」
IVEの人気がすさまじい。韓国では小学生に至るまで人気があり、「小統領(小学生たちの大統領のような存在、という意味)」という異名を持つほど。デビューからまだたった2年のグループながら、K-POP界の「顔」ともいえるほど脅威の人気を誇っている。
デビュー曲の「ELEVEN」はデビューからわずか7日という驚異のスピードで音楽番組1位に輝いた。その後も「LOVE DIVE」など立て続けに大ヒットを飛ばすが、ここでは「After LIKE」を神曲に選びたい。
「After LIKE」もまた、2022年にパーフェクトオールキルを達成。韓国の音楽番組でも1位を獲り続け、合計13個のトロフィーに輝いた。IVEの曲の中でも1番の人気を誇る。MVではメンバーの後ろに花火がバンバン打ち上げられ、スケールの大きな作品になっている。実はCGではなく実際に花火を打ち上げながら撮影されたものだそう。
aespa「Next Level」
aespaの「Next Level」といえば、2021年のMelon年間チャートで4位を記録したメガヒット曲。2021年にリリースしたガールズグループの曲としては最高位となった。この曲はアメリカの有名映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のOSTであるA$ton Wyldの楽曲「Next Level」のリメイクで、新人としては異例の大ヒットとなった。
「Next Level」のヒットはすさまじく、2022年の梨花女子大学の入学式では教授たちに同曲がカバーされ大きなニュースとなった。同曲もまたクセになるサビのため「受験禁止曲」と言われるほど、絶大な人気を博した。
また、メタバースグループという新しすぎる概念とKWANGYAという謎の設定は、K-POPファンを混乱に陥れたものの、その世界観にマッチするCGのようなメンバーの美しさに、世界中のファンが魅了されている。
ITZY「WANNABE」
ITZY最大のヒット曲。「WANNABE」のMV再生回数は驚異の5億回を超える。しかも、最初の1億回に達するまで、たった約1か月と12日しかかからなかったという。また、肩を前後に動かす高難易度のダンスとパワフルなメロディーが話題を呼び、音楽番組では驚異の8冠を達成。「Mカウントダウン」においてトリプルクラウン(3冠)を達成した。
TWICEの妹グループとして注目されたITZYだが、他とは一線を画すエッジーなガールクラッシュで大人気に。デビューと同時に数々のK-POPの記録を塗り替えるモンスターグループとなった。
BLACKPINK「Kill This Love」
BLACKPINKの大ヒット曲「Kill This Love」は、世界中の音楽ファンにガールクラッシュを浸透させたほどの神曲だ。MVの再生回数は驚異の19億回を誇っている。しかも驚くべきことに、このMVはロゼが車を運転するシーンで、シートベルトを着けていないことが審議に引っかかってしまい「放送不適格」の判断を下されている。それにもかかわらず恐るべき再生回数をたたき出し続けている。まさに神曲にふさわしい一曲だ。
また、BLACKPINKは2021年9月にYouTubeの公式チャンネルの登録者数が最も多いアーティストに。2023年にYouTube累積再生回数300億を突破してギネス世界新記録を更新。名実ともに世界一となった。K-POP界のみならず世界が誇るトップアーティストである。
TWICE「TT」
TWICEら第3世代が今のグローバルなK-POP人気の火付け役となったことは異論がないだろう。その中でもTWICEの「TT」はその突破口だった。
日本の韓流ブームは2012年の日韓悪化で一度冷え込んでしまったが、2016年リリースの「TT」がK-POPファンのみならず日本中でブレイク! オリコンの「週間アルバムランキング」で10位にランクインするほどの大人気となった。まさにK-POPの歴史を変えたとも言えるほどの神曲だ。
またTWICEのメンバーに、ミナ、モモ、サナの日本人3人が含まれていたことで、K-POPアイドルを夢見る日本人少女が急増した。実際に、BilllieのツキなどTWICEに憧れてK-POPアイドルになった日本人は多く、まさにロールモデル的な存在である。
少女時代「Gee」
少女時代なくしてK-POPは語れないとも言えるほど、彼女たちの功績は大きい。第2世代ガールズグループの女王であり、今もなおレジェンドだ。この「Gee」は、韓国のみならず、日本、中国、台湾、タイ、シンガポールなど、アジア圏を席巻するほどの大ヒットとなった。
少女時代は2017年に所属事務所SMエンターテインメントとの契約満了にともない、活動休止状態となっていたが、2022年8月に「FOREVER 1」でカムバック! iTunesのトップアルバムチャートでは31地域で1位を記録し、世界中がK-POPの女王の帰還に歓喜した。まさに「FOREVER 1」な存在だ。
2NE1「I AM THE BEST」
2NE1こそ元祖ガールクラッシュであり、今もファンを多く抱える伝説の存在である。2009年に「女性版BIG BANG」としてデビューした彼女たちは、その独特な音楽性とファッションから「K-POPの元祖女王」と呼ばれた。2014年2月にリリースしたアルバム『Crush』は米「ビルボード200」(アルバムチャート)では61位と、当時のK-POPのアルバムとして過去最高の記録をたたき出した。
しかし2016年11月に2NE1はとつぜんの解散となった。その5年後の2022年4月、アメリカで行われた世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」にて、2NE1がサプライズで一日限りの復活を果たし、この「I AM THE BEST」を披露。現地メディアはもちろん韓国・日本をはじめ世界中のK-POPファンが歓喜した。今もなお再活動が望まれている。
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