「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」、ついに完結! 11人組ガールズグループ「ME:I」が誕生! 感動の最終回と、カメラには映らなかった生放送の裏側を徹底レポート

「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」より誕生したガールズグループ ME:I EVENTS
「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」より誕生したガールズグループ ME:I

人気オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ初の女子版となる、「日プ女子」こと『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』が12月16日、ついに最終回を迎えた。

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』は、“国民プロデューサー”と呼ばれる全国の視聴者たちによる国民投票でデビューメンバーが決まる視聴者参加型オーディション番組。ファイナリスト20名のうち、今回この番組からデビューできるのは11人だ。最後の国民投票がリアルタイムで進行される最終回はTBS系にて全国に生中継され、全国の国民プロデューサーが固唾を呑んでデビューメンバーの発表を見守った。

最終回(ファイナル)の会場である愛知・Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)には、練習生たちを厳しくも愛情深く指導してきたトレーナー陣や惜しくも脱落してしまった練習生たち、練習生の保護者たち、そして抽選によって選ばれた約180名の国民プロデューサーが来場。新グループが誕生する貴重な瞬間をそばで見守った。

ついに最終回がスタート…!

番組冒頭、まず国プを沸かせたのは今回『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』からデビューする新グループ名の発表。気になるその名は『ME:I』(ミーアイ)。新しい世代を代表する未来のアイドル、という意味が込められているという。ME:Iは、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のメインスポンサーであるdocomoとの専属広告契約が決定していること、そしてオフィシャルサイトとファンクラブがオープンすることも同時に発表された。

最終回(ファイナル)に進出した20名の練習生たちは、デビューメンバー入りを目指し、最後の評価「デビュー評価」に挑戦した。高畠百加(センター)、笠原桃奈、櫻井美羽、佐々木心菜、剱持菜乃、村上璃杏、坂口梨乃、北里理桜、田中優希、会田凛が「想像以上」を、石井蘭(センター)、海老原鼓、田中琴、山本すず、加藤神楽、加藤心、桜庭遥花、高見文寧、飯田栞月、清水恵子が「CHOPPY CHOPPY」をパフォーマンス。生放送中にリアルタイムで進行される最後の国民投票は、投票ポイントが2倍になるため、ここでのパフォーマンスは最終結果に大きな影響を及ぼす。練習生たちは、半年間のたゆまぬ努力の成果がにじみ出た圧巻のステージを披露。会場は大盛り上がりを見せ、中には感動のあまり涙ぐむファンや保護者も見受けられた。

#11 最終回 ハイライト┊♫ 想像以上 [デビュー評価]

#11 最終回 ハイライト┊♫ CHOPPY CHOPPY [デビュー評価]

その後、国民プロデューサー代表を務めた木村カエラが作詞を手掛けたバラード課題曲「FLY UP SO HIGH」、番組のテーマ曲「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」のスペシャルステージを経て、ついに11人のデビューメンバーの発表がスタートした。

#11 最終回 ハイライト┊♫ FLY UP SO HIGH [スペシャルステージ]

#11 最終回 ハイライト┊♫ LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜 [スペシャルステージ]

「ME:I」デビューメンバー11名が発表!

最初に名前を呼ばれたのは、海老原鼓(10位)。彼女は、PRODUCEシリーズ開始以来続いてきた「ファイナル直前の順位発表で6位になった練習生はデビューできない」という“魔のジンクス”を見事破った。涙を流しながら「アオハル※ー! デビューできるよ、うち」と、脱落してしまった仲間に語り掛けるシーンは、視聴者の涙を誘った。
※最初の評価で組んだチーム名。全員が現役高校生の非常に仲のよいグループであったが、早い段階で海老原以外全員が脱落してしまい、海老原はそんな仲間の思いを背負って「アオハルのために」とこれまでの評価に臨んできた。

続いて9位は石井蘭。中間順位発表で1位に輝いたこともある石井は、過去最低位となる9位でデビューを確定させた。このような最終回での順位の大変動が、「PRODUCEシリーズ」の醍醐味だ。

そして8位は、明るくユーモアあふれる性格とステージ上での圧巻のカリスマ性で愛されてきた練習生・清水恵子の名前が呼ばれた。清水は、自己最高位でデビューの座をつかんだ。

そしてこの日会場を大いに沸かせた練習生の一人が、7位でデビューを確定させた飯田栞月。番組序盤では30位代にいた飯田だが、グループバトルで披露した「Body & Soul」での歌唱が“まるでクラシック”のようだと話題を呼び、知名度を一気に上げた。その後飯田はこの雪辱を晴らすべく猛練習に励み、髪色も金髪に染めて、見事「脱クラシック」を果たした。彼女のひたむきな姿は視聴者の好感を誘い、31位→32位→37位→33位→20位→10位と一気に順位を上げ、最終回では最高記録である7位を記録し、デビューを確定させた。

#11 最終回 ハイライト ✧ 10位〜7位の練習生が決定┊[PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS]

6位は佐々木心菜。佐々木はこれまでデビュー圏内から一度も外れたことがなかった大人気練習生。最終回では改めて視聴者からの厚い支持を証明した。

5位は山本すず。山本もこれまでデビュー圏内の常連メンバーだったが、第3回順位発表で一気に下落し14位に。初めての圏外落ちで、視聴者を騒然とさせた。しかし、最終回で見事に元いた順位に舞い戻り、念願のデビューを確定させた。

4位は、番組のテーマ曲「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」でセンターを務めた櫻井美羽。元NewJeans候補生であったことを番組で告白した櫻井は、さすがの実力と華やかなビジュアルで高い人気を維持し続けた。

3位は、プロ顔負けの歌唱力とカリスマ性で伝説のステージを数多く残してきた人気練習生・高見文寧の名前が呼ばれた。

#11 最終回 ハイライト ✧ 6位〜3位の練習生が決定┊[PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS]

2位はダンス歌ラップすべて未経験ながら、初回放送から圧巻のカリスマ性を見せ、視聴者はもちろんトレーナー陣からも一目置かれていた注目のルーキー、“りんりん”こと村上璃杏。村上は第3回順位発表でとつじょ14位も順位を上昇させ3位に。初めてのデビュー圏内入りを果たしていた。そして最終回ではそこからさらに順位を上げ、2位という順位でデビューを確定させた。

見事1位の座をつかんだのは、笠原桃奈。アイドル経験者である笠原は、心からステージを楽しんでいることがよく伝わるはつらつとしたパフォーマンスや、聡明で頼もしいキャラクターが魅力。なんと笠原は、2位の村上と41万票以上の大差をつけて、堂々の1位に輝いた

#11 最終回 ハイライト ✧ 1位でデビューを果たした練習生は?┊[PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS]

最後の一枠、11位でデビューを確定させたのはあの練習生!

そして、最後に11位で呼ばれたのは加藤心。自己最低順位ながらも無事デビューをつかみ取った。加藤は以前、K-POPガールズグループCherry Bulletのメンバーとして活動していた過去がある。愛嬌抜群のビジュアルと透明感のある歌声で人気を集め、注目度も高かった加藤だったが、デビューから1年たたずしてグループを脱退。本人は番組を通して「健康上の問題だったり、色々なちょっと・・ ことが重なって、夢だったものをあきらめざるを得なくなって帰ってきた」と、その複雑な事情を告白していた。「もう絶対(アイドル)やらないって思ってたぐらいだった」という加藤だが、パフォーマンスへの思いは捨てきれず「もう一度だけ歌とダンスをやりたいなという気持ちが芽生えて、このオーディションに参加した」と、番組参加の理由を語っていた。絶望を乗り越え、見事アイドルとして返り咲いた加藤心に、視聴者からは感動の声が殺到している。

#11 最終回 ハイライト ✧ 11位でデビューする練習生が決定┊[PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS]

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』最終順位

※()内は年齢、最終得票数、第三回順位発表式での順位

ME:Iとしてデビューが決定した練習生

1位 笠原桃奈(20歳・1116,716票・1位-)
2位 村上璃杏(17歳・700,305票・3位↑)
3位 高見文寧(18歳・686,868票・5位↑)
4位 櫻井美羽(21歳・655,210票・2位↓)
5位 山本すず(17歳・631,708票・14位↑)
6位 佐々木心菜(17歳・593,913票・7位↑)
7位 飯田栞月(19歳・593,457票・10位↑)
8位 清水恵子(18歳・591,650票・11位↑)
9位 石井蘭(19歳・588,173票・4位↓)
10位 海老原鼓(16歳・577,903票・6位↓)
11位 加藤心(23歳・552,603票・8位↓)

惜しくもデビューを逃した練習生

12位 坂口梨乃
13位 会田凛
14位 加藤神楽
15位 田中優希
16位 釼持菜乃
17位 田中琴
18位 北里理桜
19位 桜庭遥花
20位 髙畠百加

ファイナリストのランキング結果と順位推移

■笠原桃奈 (4位→2位→1位→3位→3位→1位→1位)
■村上璃杏 (23位→20位→17位→16位→17位→3位→2位)
■高見文寧 (9位→10位→9位→8位→6位→5位→3位)
■櫻井美羽 (5位→4位→4位→4位→4位→2位→4位)
■山本すず(1位→3位→5位→5位→5位→14位→5位)
■佐々木心菜(6位→6位→7位→10位→11位→7位→6位)
■飯田栞月(31位→32位→37位→33位→20位→10位→7位)
■清水恵子(18位→12位→12位→11位→8位→11位→8位)
■石井蘭 (7位→7位→3位→1位→1位→4位→9位)
■海老原鼓 (3位→5位→6位→9位→7位→6位→10位)
■加藤心 (2位→1位→2位→2位→2位→8位→11位)
■坂口梨乃(25位→17位→14位→17位→18位→12位→12位)
■会田凛 (32位→35位→11位→7位→10位→9位→13位)
■加藤神楽(10位→16位→24位→37位→32位→20位→14位)
■田中優希(21位→24位→26位→20位→19位→16位→15位)
■釼持菜乃(14位→8位→8位→6位→9位→15位→16位)
■田中琴 (13位→9位→10位→13位→16位→17位→17位)
■北里理桜(8位→11位→15位→22位→24位→18位→18位)
■桜庭遥花(34位→36位→42位→32位→33位→19位→19位)
■髙畠百加(36位→33位→32位→15位→13位→13位→20位)

会場の様子もちょっぴりレポート!

最終回の放送開始前、会場にはコンセプト評価の楽曲がBGMとして流れていたのだが、そんなBGMに合わせて、脱落した練習生たちがノリノリでダンス。惜しくもコンセプト評価のステージに立つことができなかった練習生たちも、コンセプト評価オリジナル曲のダンスを自主的に覚えていたようだ。中でも「&ME」は大人気で、ほぼ全員の練習生たちが息の合ったダンスを披露していた。

また、この日練習生たちの登場に負けないほど会場を沸かせたのは、トレーナー陣の登場だった。中でも、ダンストレーナーを務めたYUMEKIの登場には黄色い悲鳴が上がるほどであった。トレーナー一厳しい指導をすることで知られ、練習生からも恐れられていた(?)YUMEKI。最終回冒頭で放送された番組のダイジェスト映像中、彼の厳しい指導のシーンが流れる度に、両手を合わせて必死に謝罪するジェスチャーを見せ、会場の国民プロデューサーを笑わせた。

同じくダンストレーナーを務めた仲宗根梨乃は、もちろんこの日もテンションMAX! YUMEKIと共にノリノリでコンセプト評価のダンスを踊ったり、誰よりも大きな歓声を上げたり、会場の国民プロデューサーと会話したりと、その陽気さで会場を盛り上げた。

MCを務めた木村カエラは、最終回かつ生放送での進行にかなり緊張していた模様。CMに入ると、それを見かねた会場の国民プロデューサーから「カエラさん最高!」と声援が上がった。すると彼女は笑顔を浮かべ、「どうしよう~ やばいやばい!」とその正直な心境を国民プロデューサーに打ち明けた。すると会場からはそんな彼女を元気づけようと次々と声援が上がり、これを聞いた木村カエラは「ありがと!」とにっこり。国民プロデューサーと国民プロデューサー代表の絆が垣間見えた瞬間であった。

また、これまで国民プロデューサー代表として、練習生たちを愛あるコメントで慰め、励まし続けてきた木村カエラ。まるで自分の娘のように練習生たちを心から大切に扱ってきた彼女は、この日の放送終了後にも練習生思いな行動を見せた。放送終了直後、彼女が真っ先に駆け寄ったのは、惜しくもデビューメンバーに選ばれなかったファイナリストたちのいる場所。練習生たちの肩を抱き、温かく彼女たちを慰める様子は、会場の国民プロデューサー、そしてトレーナー陣を感動させた。

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