aespaの新曲「Drama」にまつわる衝撃的な事実が明らかになった。
aespaは11月10日、4thミニアルバム『Drama』をリリースしカムバックを果たした。タイトル「Drama」は、一度聴いたら忘れられない、中毒性のある洗練されたサウンドと「自信」をテーマにした歌詞が印象的な楽曲。そんな「Drama」にまつわる、驚きの事実が報じられた。
aespa 에스파 ‘Drama’ MV
11月14日、韓国メディアTHE FACTは、aespaの新曲「Drama」が今年初めに「イ・スマン植樹」でネットユーザーの関心を集めたあの曲であることが確認された、と報じた。
今年初め、aespaの所属事務所であるSMエンターテインメント(以下、SM)は創設者であり元総括プロデューサーのイ・スマン対現経営陣の対立が勃発。2月16日にはCEOのイ・ソンス代表がYouTube動画を通して声明を発表。イ・スマンが自身の信条を過度に持ち込み、会社を私有化しようとしていたことを暴露した。
イ・スマンは当時、植樹をテーマにしたK-POPフェスティバルや世界各国での植樹キャンペーンなど、「植樹」を掲げた様々なイベントを開催し、サスティナビリティを強調していた。これらの取り組みの裏にイ・スマンの不動産事業に対する野望があったという。
また、声明ではイ・スマンの「植樹」へのこだわりがアーティストの作品にまで影響を及ぼしていたことが明らかになった。なんとイ・スマン、念入りに作り込まれたメタバースコンセプトが売りのaespaにまで「植樹」を投影した歌詞の楽曲を歌うことを指示したというのだ。
イ・スマンから渡された歌詞の一部には「Just sustainability」「Greenism」「共生」といったaespaの世界観とはかけ離れた単語が含まれ、オリジナルの歌詞には「植樹」という単語がダイレクトに登場していたという。この曲の歌詞の草案を独自に入手したTHE FACTは、その他にも「風 日光 水」「一本の木を植えて」など直感的に自然を象徴するワードが含まれていたことを報じた。
イ・ソンス代表はこの楽曲を歌うことになったaespaメンバーたちの様子について「メンバーたちは悔しがり、泣きそうになったりもした」と告白し、ファンに衝撃を与えた。
THE FACTの取材によると、このとんでもない歌詞が含まれた「イ・スマン植樹曲」がSMの体制の変化とともに曲と歌詞の両方が変更され、その結果完成したのが「Drama」だという。ある歌謡界関係者はTHE FACTに対し「元のバージョンからメロディーも変わり、編曲も新しくし、歌詞も書き直すなどして雰囲気が全く変わったと聞いている」と明らかにした。
「植樹」の痕跡を完全に消したaespaの新曲「Drama」は、「すべての物語は自分から始まる」という自信に満ちたアティチュードが込められた、パワフルでダイナミックなヒップホップダンス曲。打撃感のあるドラムと洗練されたシンセベースが際立ち、メンバーの個性的なラップとパワフルな高音が調和してその迫力をさらに強調している。