BTS（防弾少年団）やSEVENTEEN、NewJeansなどが所属するHYBEが、韓国のテレビ局MBCと和解の握手を果たした。
10月30日、MBCによると、MBCのアン・ヒョンジュン社長は、HYBEの議長であるパン・シヒョクと対談。アン社長は過去の番組制作過程において、アーティストたちを傷つけるような古い習慣があったことに対する遺憾の意を明かし、より先進的な制作慣行定着のための対話を提案。これをHYBE側が受け入れ、今回の対談が叶った。
アン社長は「放送局とエンターテインメント会社の間にあった誤った制作文化を改善し、相互への尊重と配慮の姿勢を持ってコンテンツの制作にあたりたい」と提案。また「間違った古い制作慣行により、傷ついたアーティストたちに遺憾の意を伝える」とした。
これに対して、パン議長は「K-POPアーティストの権益を高めるというMBCの配慮に深く感謝する」と返答。今回の対談が、2つの会社だけでなく、国内のエンターテインメント業界全般に先進的な制作慣行が定着するきっかけになることを願う」と語った。
HYBEとMBCの不和説が出たのは、2019年の「MBC歌謡大祭典」以降。「MBC歌謡大祭典」といえば、韓国の年末歌謡祭を代表する大イベントの1つ。ところが2019年以降、BTSはこの番組に出席していない。また2019年以降は、BTSをはじめ、LE SSERAFIMやNewJeansなど、HYBE所属のアーティストが、MBCの音楽番組である「ショー！ K-POPの中心」に出演していない。SEVENTEENも所属事務所PledisエンターテインメントがHYBEに買収されて以降は、該当番組への出演がなくなっている。
今回の和解を経て、今後はHYBEアーティストたちが「MBC歌謡大祭典」や「ショー！ K-POPの中心」に出演することが期待される。和解によりアーティストの活動の場が広がることに、ファンからはよろこびの声が上がっている。
「今活動中のSEVENTEENとかは音楽番組に出るのかな」
「やっと歌謡祭に出られるように…！！」
「具体的に何があって不仲になったのか気になるな」
「またウマチュン（『ショー！ K-POPの中心』の愛称）あるのか！ 震えてる」
「よかった〜！ これで年末もっとたくさん見られるね」
